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教育・研究
2015.07.06|最終更新日:2020.07.24|

労働法入門 「はたらくこと」について一緒に考えよう

7月2日、梶田幸雄教授(外国語学部)の「労働法入門」の授業で、資生堂労働組合の柚木純氏に『「はたらくこと」について一緒に考えよう』をテーマに特別授業を行って頂きました。

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特別講師・柚木純氏

世の中が「正解のある成長社会」から「正解のない成熟社会」に移行し、労働者に求められることも変化していること、そのような環境の中で、これまでの思い込みを一度捨ててどんな仕事がしたいのか考える必要性があること、好きなことを仕事にする意味についてなど、ディスカッションやクイズを用い、学生諸君に考えてもらう参加型で授業が進められました。

柚木氏は、学生諸君にとっての切実な問題である就職活動、企業内での業務現実について、ご自身の経験談を話して下さいました。 そして、「見えないところで誰かが、私たちの喜び・楽しみ・安心のために、サービス・商品をつくりだしています。皆さんも、それらをつくる立場になります。自分にはどんな夢があり、どんな仕事をしたいのか、思い込みを一度捨てて考えてみてください。ほんの些細なことでも良いので、世界をよくするためにはたらこう!」と、熱いメッセージを学生諸君に贈りました。また、グローバル人材の育成が強調されていますが、それだけでなく地元への貢献ということも会社および労働者の重要なミッションであることも認識して欲しいと伝えました。

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外国語学部・梶田幸雄教授

受講した学生諸君からは、「働くことに対する意識が高まりました。自分は働ければどこでも良いと考えていましたが、これからは自分に合う好きな仕事をするために、人一倍努力して充実した大学生活を送りたいと思います。」「仕事は自分のやりたいことではなく、人のために何か役に立って初めて仕事と言える。」といった授業感想が聞かれました。

梶田教授は「労働法入門では、働き方のルールを中心に講義していますが、今回の特別講義で働くということのイメージおよび意識をもってもらうことができたものと確信します。」と、90分の特別講義を締めくくりました。

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