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教育・研究
2017.02.02

永井四郎教授、ブランビー・ポールP教授が最終講義を実施

 永井四郎教授の最終講義が1月20日に、ブランビー・ポールP教授の最終講義が1月25日に行われました。卒業生やゼミ生、多くの教職員が駆け付け、教室を埋めました。

 永井四郎教授は1992年4月に着任し、「マクロ経済学」、「上級マクロ経済学」、「基礎・学際演習」等をご担当され、多くの学生に経済学の基礎から応用まで熱心に教授いただきました。また、公務員コースの設置にもご尽力され、現在に至るまで、公務員を目指す多くの学生をサポートし、公務員の輩出に大きく貢献されました。

 ブランビー・ポールP教授も同じく1992年4月に着任し、「Business English」、「Tutorial」、「Advanced Listening」等をご担当され、英語の文法から会話、ビジネス英語等を熱心に教授いただきました。また、IMC(International Management & Communication)コース、国際ビジネスコースに所属する学生の英語能力の底上げにもご尽力され、世界に活躍できる人材育成に大きく貢献されました。

 永井教授の最終講義は「マクロ経済学B」の授業で行われ、「自然科学と社会科学の接点」と題して、これまで永井教授が長年研究された経済学と自然界の接点について講義をされました。永井教授がお考えになられている「M(Market)-N(Nature)構造」では、経済社会の秩序と自然界の秩序は互いに依存関係にあり、互いに補いあっている、と説明され、品質向上に伴う生産性のパラメータの変化は経済的要因ではなく、自然界の秩序に依存して定まること、市場はN構造の影響を受けていること等、詳しく説明され、聴講者は熱心に耳を傾けていました。

 ブランビー教授の最終講義は「Business EnglishB」の授業で行われました。2人1組になり、ペアワークを行う形で授業が展開されました。テーマは「Problem Solving」と題して、ビジネスで使う英文法について、同様の意味である文法を選ぶ問題や、1人が文章を読み、適切な解答を導き出す問題等が出されました。ブランビー教授は1組ずつ声をかけ、答えがわからない学生がいれば丁寧にジェスチャーを交えながらヒントを出し、在学生、卒業生皆、和気藹々と楽しく英語を学んでおりました。

 講義終了後は、多くの在学生、卒業生、教職員が教授方に声をかけ、それぞれ感謝の気持ちを伝えている様子が印象的でした。最後は皆、名残惜しそうにしていましたが、花束やお手紙を受け取られた教授方は、感無量の面持ちで最後の講義を終えられました。

 永井教授、ブランビー教授はともに、国際経済学部(現:経済学部)の開設から本学に着任され、24年もの間、経済学、英語教育の発展に大きく貢献されました。お二方の功績は多大なるものであり、本学経済学部から多くの活躍している卒業生が輩出できたのも、お二人のご尽力のおかげです。

 永井教授、ブランビー教授、長い間ありがとうございました。

 

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