経済社会総合研究センター 研究活動
2006年度 東アジア社会におけるMarginal manないしKey personの研究
プロジェクト内容
本研究プロジェクトは、雁行的な経済発展を示した東アジア諸国(日本、韓国、台湾、中国)において生起した様々なイノベ-ション(広義)を対象に、それを支えた人的側面に焦点をあて理論的・実証的・歴史的な検討を行うものである。具体的には以下の点に留意して研究を進める。
(1)全体的なフレ-ムワ-クとして経済社会の発展における構造的要因とその構造を担う主体的要因との整合的な把握を試みる。
(2)理論的には、marginal manやkey personに着目する既存の成果を援用し、北東アジアにおける経済発展への適用を通じて一層の精緻化をはかる。とくに特定のkey personの顕著な成果だけに着目するのではなく、萌芽→継承→完成という視点からも特定のkey personを位置付けて考察したい。
(3)具体的な検討では、marginal manやkey personに関する実証的・歴史的なケ-ススタディを重視し、上記(1)(2)のアプロ-チを補完する。
プロジェクトメンバー
◎佐藤 政則 国際経済学部・教授
金 正年 麗澤大学・名誉教授
大貫 啓行 国際経済学部・教授
櫻井 良樹 外国語学部・教授
下田 健人 国際経済学部・教授
高橋 三雄 国際経済学部・教授
中野 千秋 国際経済学部・教授
永井 四郎 国際経済学部・教授
三潴 正道 外国語学部・教授
林 志鴻 明新技術大学(台湾)・経営学科専任講師
陳 玉雄 国際経済学部・非常勤講師
経済社会総合研究センター・特別研究員