経済社会総合研究センター 研究活動

2006年度 中国の環境汚染対策

プロジェクト内容

本研究のテーマは<中国の環境汚染対策>であるが、主たる研究内容は、その根底にある人と環境の関わり方に対する中国の思想的・社会的・経済的背景を考察することである。方法論としては、一つは歴史上、中国人がどのように環境と向き合ってきたかを多角的に分析し、思想的裏づけを確認し、その特徴を明確にすること。

一方、改革開放以来の中国政府の環境政策の変遷を吟味し、特に2003年以降の環境政策に見られる意識の変化を中心に考察を加え、第11次5カ年計画において策定されている中国政府の環境保護政策の内容および中国社会全体としての環境保護への取り組みを検証する。本研究は、2年間を研究期間とし、初年度は各研究者の担当分野に関する資料収集と研究発表にあて、本年度後期から随時研究発表会を行う。また、研究参加希望者も積極的に受け入れたい。

プロジェクトメンバー

◎三潴 正道    外国語学部・教授
 陳 玉雄     経済社会総合研究センター・特別研究員