グローバル・ファミリー ビジネス研究センター

【開催報告】国際シンポジウム2022 -日独ファミリービジネスの国際連携の将来-

 20221018日、グローバル・ファミリービジネス研究センター及び経済学部は、国際連携を強化することを目的として国際シンポジウム2022を開催しました。

 本シンポジウムでは、日本とドイツのファミリービジネスの提携の可能性とその意義に関してWITTEN INSTITUTE FOR FAMILY BUSINESS (WIFU)でファミリービジネスの国際提携について研究をされている Dr. Sigrun Caspary氏と公益財団法人モラロジー道徳教育財団で道経一体経営の研究と普及をされている永冶達彦氏、NRW.Global Business Japanで日独の企業の海外投資や情報提供の実務を行っていらっしゃるGeorg K. Löer氏、DAAD Tokyo/German Center for Research and Inovation (DWIH) tokyoでイノベーションと研究の連携を推進されているAxel Karpenstein氏をお招きし、基調講演をいただきました。本学グローバル・ファミリービジネス研究センターからはセンター長である近藤 明人教授が基調講演を行いました。

基調講演のテーマ

  1. 「ファミリービジネスと人的資本」
     近藤 明人(麗澤大学 教授・グローバル・ファミリービジネス研究センター センター長、一般社団法人日本道経会 理事)
  2. 「ドイツから見た日本のファミリービジネス」
     Sigrun Caspary(Senior Researcher / Japan Project, Chair of Organization and Development of Entrepreneurial Families, Witten Institute for Family Businesses (WIFU)), Witten/Herdecke University
  3. 「ファミリービジネスにおける道経一体経営」
    永冶 達彦(公益財団法人モラロジー道徳教育財団 企業センター長、麗澤大学 客員教授)
  4. 「ドイツに進出した日本のファミリービジネスの事例」
     Georg K. Löer Representative Director & President, NRW.Global Business Japan/NRW Japan K.K.
  5. 「ファミリービジネスのイノベーション力」
     Axel Karpenstein  Director, DAAD Tokyo / German Centre for Research and Innovation (DWIH) Tokyo

 その後、会場からの質疑応答も含めてパネルディスカッションを行い、議論を深めました。「変化する時代の中でファミリービジネス企業は、どのよう生き抜いていくべきか」、「創立者の理念をどのように引き継いでいくか」など、ドイツ・日本それぞれの事例を交えながら議論が交わされました。

 在学生9名を含む、約40名の方にご参加いただき、盛況のうちに本シンポジウムは幕を閉じました。

  • IMG_3590.jpgDr. Sigrun Caspary氏による基調講演
  • IMG_3758.jpgパネルディスカッションの様子

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    左からAxel Karpenstein、Georg K. Löer、近藤 明人、Dr. Sigrun Caspary、永冶 達彦(敬称略)

    グローバル・ファミリービジネス研究センター 国際シンポジウム 開催概要

    開催日時:2022年10月18日(火)13:00~16:30

    開催場所:麗澤大学 生涯教育プラザ棟

    主催:麗澤大学・グローバルファミリービジネス研究センター

    共催:Witten Institute for Family Business (WIFU), Witten/Herdecke University(ヴィッテン・ファミリ
    ービジネス研究所、ヴィッテン・ヘアデッケ大学)

    後援:公益財団法人モラロジー道徳教育財団、一般社団法人日本道経会、DAAD Tokyo / German Centre
    for Research and Innovation (DWIH) Tokyo(ドイツ学術交流会/ドイツ科学・イノベーションフ
    ォーラム)、NRW.Global Business Japan(ドイツ NRW 州貿易投資振興公社)

    参加費:無料(事前登録制)