相続工学研究センター
国内初・相続工学研究センターを開設しました
本学工学部の設置と同時に、相続を工学的に解析する国内初の研究機関として、相続工学研究センターを開設しました。
民間企業として相続手続きに関するプラットフォーム事業を展開し豊富なデータと知見を有する株式会社ルリアンのスタッフと、2024年3月まで在籍した筑波大学で相続のメカニズム解析を行う「相続工学」という領域を開発した大澤義明教授(工学部副学部長)が主要メンバーとなり、研究に取り組んでいきます。
相続といえば法学や行政論の中で盛んに取り扱われてきたものの、データに基づきそのメカニズムを工学的に解析するという手法は、過去ほとんど行われてきませんでした。そのような背景のもとで2021年から取り組まれてきた「相続工学」の研究では、「相続と空き家発生のメカニズム」「地域の資産の都心部への流出」「自治体ごとの対応スピードの差」「相続の長期化リスクの分析」といった内容が各種学会等でリリースされ、メカニズム解析の端緒となっています。
研究とともに相続工学研究センターでは、「相続におけるビジネスプラットフォーム論」の講義も開設し、教育にも力を入れていく予定です。相続に関する知識を、法学部のような形で学ぶのではなく、プラットフォームに関わる様々な人物を通したエピソードを通じて学んでいきます。
<相続工学研究センターの主な構成メンバー>
教授 大澤 義明(麗澤大学工学部副学部長)
客員教授 藤巻 米隆(株式会社ルリアン代表取締役会長兼CEO)
客員教授 小西 弘樹(同 代表取締役社長)
客員准教授 山西 康孝(同 常務取締役)
客員准教授 宇佐美朋香(同 執行役員 デジタルデザイン部長)