お知らせ
【実施報告】「バラとまちづくり」をテーマに特別講義を実施
―京成バラ園芸株式会社 河合義一社長・雜賀渉常務を招いて―
2026年5月20日(水)、工学部 大澤義明教授が担当する講義「社会システムのデザインと技術」において、京成バラ園芸株式会社 代表取締役社長・河合義一氏、常務取締役・雜賀渉氏をお迎えし、「バラとまちづくり」をテーマとした特別講義を実施しました。
講義では、京成バラ園芸株式会社の事業内容や、バラを活用した地域活性化の取り組み、さらには鉄道会社グループとしてのまちづくりの考え方について紹介されました。
冒頭、大澤教授は「鉄道会社とバラという、一見結びつかない組み合わせが今日の大きなポイント」と語り、単なる利益追求ではなく、地域貢献や社会貢献を含めた"まちづくり"の視点で講義に臨んでほしいと学生たちに呼びかけました。
続いて、河合社長と雜賀常務より、京成バラ園芸株式会社の概要や事業についてご説明いただきました。同社は1959年に設立され、日本国内へのバラの普及を目的として事業を展開。ローズガーデンの運営に加え、バラ苗の卸売・新品種開発・造園・観光事業など、多岐にわたる事業を展開しています。
特に近年は、SNSを活用した新たな取り組みに力を入れており、不思議の国のアリスをテーマにしたイベントや、コスプレイベント、「推しぬい」との撮影企画などを展開。従来バラに関心のなかった若い世代にも来園してもらう工夫が紹介されました。雜賀常務は、「写真やSNS投稿を通じて情報発信していただくことで、新たな来園者につなげている」と、現代の観光戦略について説明しました。
また、バラ新品種開発の難しさや、造園用と切り花用のバラの違い、春バラと秋バラとの違い、日本におけるバラ市場の動向、入園者数の季節変動、八千代バラ街道などについてご説明いただきました。さらに、ガーデニング市場や切り花市場の縮小、農家の高齢化、肥料や燃料価格の高騰といった、園芸業界が現在抱えている課題についても触れられました。一方で、「バラそのものの人気は依然として高い」とし、地元自治体やボランティア活動、若い世代との連携を通じて、新たな価値を創出していくことの重要性についても語られました。
さらに講義後半では、「バラを活用したまちづくり」をテーマに学生たちが即日課題へ取り組み、アイデアを発表しました。
学生からは、「バラの栽培代行サービス」や、「SNS映えを意識した街全体での景観づくり」、「ドライフラワーを活用した雑貨・バスボムの商品展開」など、若者ならではの視点を生かした提案が発表されました。
これに対し、雜賀常務は「バラを育てるハードルをどう下げるかは、まさに今後の課題」と語り、学生のアイデアに対して「ぜひ持ち帰って検討したい」とコメント。河合社長も、「これまでになかった発想であり、新たなビジネスモデルの可能性を感じた」と学生たちの提案を高く評価しました。
講義を通じて学生たちは、企業経営や住民連携、交通、景観、観光、地域活性化、
京成バラ園芸株式会社 代表取締役社長 河合義一氏
京成バラ園芸株式会社 常務取締役 雜賀渉氏
質疑応答の様子「バラを活用したまちづくり」のアイデアを発表する学生











