共創空間研究センター インフォメーション
【開催報告】共創空間研究センター 1月研究会を開催
共創空間とは、個々人の意志を尊重しながら、ことばのキャッチボールを通じて一つのテーマに対する問いを探し、多様な答えを見いだしていく空間です。自己表現にとどまらず、自分では気づきにくい盲点(ブラインドスポット)への気づきがもたらされ、新たな知見や価値観が生まれます。1+1=2という単純な結論に限らず、他の可能性があることを発見するプロセスそのものが重視されています。
こうした理念のもと、分野や世代、国境を超えて人々が集い、共に学び、共に創造する「共創」の実践を目的として、2025年夏、麗澤大学共創空間研究センターは設立されました。学内外の多様な人々が交わり、互いの考えを尊重し合いながら成長していく場づくりを進めています。
2026年1月23日(金)、共創空間研究センター 研究会が開催され、「対話型AI」をテーマに、希望ある未来をいま共に創ることを目的とした共創空間が実践されました。当日は、在学生3名を含む計14名が参加し、参加者一人ひとりが自身の経験や考えを持ち寄りながら、AIと人間の関係性について多角的に意見を交わしました。
冒頭では、自主企画ゼミナール「Intersection of Ideas(知の交差点):共創空間開発技法(CSD)による」に所属する在学生が、今回の研究会と同じテーマで学園祭「麗陵祭」で共創空間を実践した際のマトリックス表を共有しました。
続いて、参加者へ「どの程度、対話型AIを利用していますか?」という問いが投げかけられ、「利用しない」から「ほぼ毎日」までの段階の中から、自身に該当する位置へマグネットを貼り付けるワークが行われました。「使うというよりも、使われている感覚がある」「考えが広がりすぎて、かえって解決策が見えなくなることがある」「ニュースのテーマについてAIに問いかけることがある」など、日常的な実感に基づく率直な声が共有され、参加者同士の理解が深まりました。
麗陵祭で作成したマトリックス表
「対話型AI」の利用頻度を問う表
後半では、縦軸を「対話型AIは本当に人類の成長に役立つか」、横軸を「対話型AIは本当に自分の成長に役立つか」と設定し、参加者一人ひとりがマグネットを用いて自身の考えを表しました。「AIはもう一人の自分のような存在だと感じる」という意見がある一方で、「自分の経験や知識が反映されないため、成長にはつながらない」「仕事で使用していないため、自身の成長を実感できない」といった慎重な見解も示されました。
さらに、「AIは徹底して合理的な判断を行うが、その判断が人類を超えてはならない」「合理性が極端に追求された場合、人類の破局につながる可能性も否定できない」といった倫理的な視点や、「課題解決のために生成AIを活用することが、自分自身の成長になるのか疑問を感じた」という学生ならではの問題意識も共有されました。また、「質問の仕方によって返ってくる回答が変わり、意図しない答えを真実だと受け取ってしまう危険性がある」「AIの情報は、自分自身の確かな土台の上に積み重ねてこそ意味を持つ」といった、声も印象的でした。
今回の共創空間では、対話型AIに対して一つの答えを導き出すのではなく、参加者それぞれの立場や経験に基づいた多様な問いや視点が共有されました。対話を重ねる中で、自身の考えを見つめ直すと同時に、これまで気づかなかった盲点や新たな可能性に触れる機会となりました。次回は、2月20日(金)13:30より実施いたします。是非ご参加ください。(共創空間で対話型AI利用に関する問題を見つけ、その問題を解決するためのアクションプランを提示します)
1人ひとり思う位置にマグネットを貼っていきます。
小グループで意見交換し、理解を深めていきます。
完成したマトリックス表











