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教育・研究
2018.02.07|最終更新日:2020.07.30|

【開催報告】第16回情報系卒論発表会

 1月28日(日),恒例の情報系卒論発表会が生涯教育プラザ棟プラザホールにて開催されました。通算16回目を数えるこの発表会は2001年から始まったもので、情報システムや情報ネットワークを用いた研究を中心に,情報技術を活用した研究に取り組む学生達が卒業研究や日頃の研究の成果を披露します。

 昨年度より,発表会の主催が情報教育センター(CITE)に移行し,情報系ゼミに所属していなくても誰もが参加・発表できる場として、学内で広く発表者の募集を行っています。今年度はこれまで最多だった昨年度の13件よりもさらに発表の数が増え,5つのゼミから4年生9件、3年生9件の合計18件の発表応募があり,プログラム作成担当のスタッフは嬉しい悲鳴をあげていました。

 当日,学内外から情報系ゼミの卒業生を含め約50名の聴衆が参加した会場からは発表後多くの質問が寄せられ,活発な議論が行われました。発表内容は非常に広範で,興味深いトピックが並びました。大学情報システムの改良・評価,ハードウェア・ソフトウェアの開発、情報教育やプログラミング教育に関するトピック、WebデザインやWeb技術の研究、オンラインサービス評価および改善、LINEや「読書メーター」といったSNSサービスの利用実態の調査、さらにはゲーム戦略や投資と税金の研究といった経営学的なトピック,AIと家族・大学生の自己意識と家族関係に関する社会心理学的調査まで、その幅の広さをみても,現代社会が抱えている課題の多様さ,複雑さと本学の学生の関心の幅の広さを垣間見ることができるのではと思います。

 情報系卒論発表会は、予稿論文を執筆して論文集を作成する本格的な学会スタイルで行われています。発表者は昨年から発表論文集に投稿する論文の準備をすすめ、論文提出後も発表会配布資料の作成や口頭発表の準備など、発表ぎりぎりまで準備を重ねてきました。残念ながら2件の発表がインフルエンザ罹患のためキャンセルとなりましたが,当日発表したみなさんは緊張しながらも大勢の聴衆の前で自分の研究成果を立派に披露し、やり遂げたという充実感であふれていました。この発表会での経験は,講義やサークル活動,アルバイトなど普段の大学生活では得られないものだと思います。4年生にとっては今年が最後の発表会になりますが,社会に出てからこの経験はきっと活きてくるはずです。また,発表者として登壇した3年生にとっては,今回の発表はこれから本番を迎える就職活動においてその取り組みを大いにアピールできるまたとない経験になったのではと思います。今回の発表を契機に,より充実した卒業研究をめざして一層の頑張りを期待すると同時に,来年度の情報系発表会でその成果を披露してもらえるのを楽しみにしたいと思います。

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◆[発表プログラム] ◆[発表論文集] ◆[発表資料集]
過去の発表会の様子は[こちら]からご覧いただけます。
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発表会会場(プラザホール)

休憩時間中のデモも盛況

発表者と教員スタッフで記念撮影

発表論文集(左)と発表用資料集(右)