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2018.11.26|最終更新日:2020.07.29|

経済学部3年生が「日銀グランプリ」の決勝大会で優秀賞を受賞

 日本銀行が主催する「第14回 日銀グランプリ~キャンパスからの提言~」の決勝大会が、11月23日に日銀本店で開かれ、全国147チームの中から選抜されて出場した麗澤大学チーム(経済学部3年生の沖名祐一郎さん、石川拓実さん、長土居春輝さん、金井梨瑚さん=いずれも中島真志ゼミ=の4名)が、見事、優秀賞を獲得しました。

 この大会は、大学生たちが経済・金融分野の課題解決に向けての提案を論文とプレゼンテーションにより競う大会です。今回は全国の多くの大学から史上最多となる147チームが参加する中、厳しい予選を経て決勝進出を果たした5チームによるプレゼンと質疑応答が行われました。

 審査は、若田部昌澄氏(日本銀行副総裁)を審査員長として、鈴木人司氏(日本銀行政策委員会審議員)、片岡剛士氏(同)、佐藤義雄氏(経済同友会副代表幹事)などが務めました。

 本学チームの発表タイトルは、「I WALK~歩いて始める資産運用~」でした。若年層の株式等への投資を促進するためには、「投資のきっかけ作りが大切」との考えから、「歩いた分だけポイントが貯まり、そのポイントで投資を行うことができる株式投資の仕組み」を提案しました。スマートフォンの位置情報を活用したポイント制度とそれを株式投資に結び付けるという斬新な提案を行い、審査委員からは、「海外の事例をヒントに、日本の課題解決に結びつけている点がよい」「段階的にバージョンアップを図っていくというアプローチが実践的だ」「ビジュアルなプレゼン資料により、分かりやすいプレゼンだった」といった評価を頂きました。

 審査の結果、最優秀賞は東京経済大学チーム、優秀賞に麗澤大学チームと函館大学チーム、敢闘賞に東京大学チームと日本大学チームが選ばれました。

 本学の受賞チームのメンバーからは、「偉い人たちの前でプレゼンを行ったので、すごく緊張しました」(石川さん)「プレゼンはうまくいったのですが、質疑の対応が難しかったです」(金井さん)「うれしい気持ちで一杯ですが、最優秀賞を逃して悔しい気持ちもちょっとあります」(沖名さん)「頑張ったことが結果につながってよかったです」(長土居さん)といった感想が聞かれました。

 チームを指導した中島教授は、「オリジナルなアイデアを練り上げたうえで、入念な準備を行い、決勝ではとてもよいプレゼンができたと思う。培ってきた実力が発揮できたのではないか。全国147チームの中で2位になったことは、大いに誇りに思ってもらってよい。今後のキャリアに生かしていってほしい」と述べられていました。

 なお、日銀グランプリ決勝大会での本学チームの入賞は、第6回大会(2010年、最優秀賞)以来、2回目となります。

審査員と麗澤大学チーム

審査員と決勝大会の出場者全員