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教育・研究
2019.06.20|最終更新日:2020.08.25|

【実施報告】 「麗澤・地域連携実習」第4回 全体講義で飯野氏による特別講義を実施

 6月18日(火)、「麗澤・地域連携実習」の第4回全体講義を開催しました。これまで第1回「PBLってどんな学び?」、第2回「柏市ってどんなところ?」、第3回「電話のかけ方・メールの書き方」と題して全体講義を実施。第4回はラーニング・アントレプレナーズ・ラボ株式会社 共同代表 飯野将人氏をお招きして、「課題解決策の考案方法講座」と題して講義をしていただきました。

 講義では、柏市や地元企業の課題に対する解決策を提示することを目標と定め、「真の課題」を探るインタビュー方法や「独創的な解決策」を練り上げる思考方法についての講義をはさみ、インタビュースクリプトの作成、インタビューの実施など、盛りだくさんの内容で行われました。

 参加者からは「本当に解くべき課題について考える良い機会となった」「学外での調査活動が始まる前に講義を聞けて良かった」などといった感想が寄せられました。来月から本格的にスタートする学外でのヒアリングやフィールドワーク調査などに向けて貴重な学びの機会となりました。

講義の様子

グループワークの様子

■麗澤・地域連携実習について
「麗澤・地域連携実習」は、2017年度から始まった1年生を対象とした科目。2019年度は柏市役所や柏市内の企業から提示された具体的な課題について、学生がどうしてその問題が生じているのかを調査し、どうすれば解決に向かうかを提案するものです。ビジネスマナー研修など基礎的な学習を経て、学外でのヒアリングやフィールドワーク調査を行います。調査した内容をもとに、グループディスカッションを重ね、解決・改善策を考案し、連携先にプレゼンテーションを行い、評価を受けます。

■プログラム
・柏市からの課題
「行政による結婚支援」(企画部企画調整課)
「若者の自殺予防を考える」(保健福祉部社会福祉課)
「外国とつながる親子・子どもへの支援」(こども部子育て支援課)
「スマートフォンアプリを活用したAED運搬システムに必要な救命ボランティアの募集について」(消防局警防課)

・柏市内の受け入れ企業からの課題
「若者にとって魅力的なショッピングモールとは?」(イオンモール株式会社 イオンモール柏)
「大学生にとって魅力的な採用活動とは?」(株式会社川和)
「新素材を用いた新商品の企画」(千代田造花株式会社)

■飯野将人氏 プロフィール
大手金融機関、米国コングロマリットといった大企業勤務、VCにおけるベンチャー投資に取り組む傍ら、自ら日米複数のスタートアップの経営に参画。2014年満を持してラーニング・アントレプレナーズ・ラボ株式会社を共同設立。東京大学法学部卒。米国ハーバード大学経営大学院修了。訳書に『スタートアップ・マニュアル』(翔泳社)、『リーン顧客開発』(オライリー・ジャパン)、『クリーンテック革命』(ファーストプレス)等。