アジア・太平洋賞は研究者の登竜門 外国語学部 清水麗教授 アジア・太平洋賞「特別賞」受賞
2019.11.7

 本学の外国語学部に所属する清水麗(しみずうらら)教授がアジア・太平洋地域に関する優れた本を著した研究者らに贈る第31回アジア・太平洋賞「特別賞」を受賞しました。
 アジア・太平洋賞は若手研究者の登竜門と言われており、アジア調査会創立25周年記念で1989年(平成元年)に創設され、今までに合計133人が受賞しています。毎日新聞社とアジア調査会が共催し、アジア・太平洋の政治、経済、外交、社会、文化などについて優れた著書を発表した研究者や実践者に贈られる名誉ある賞です。
 清水教授の著書『台湾外交の形成 日華断交と中華民国からの転換」は「一つの中国」という原則と、国際社会での地位存続との板挟みのなかで、台湾は何を選択してきたのか。安全保障をめぐる米国との交渉、国連の中国代表権問題、日中国交正常化とその裏での日華断交などを、台湾側の動向を軸にたどり、今日の台湾外交の真の根源を浮き彫りにする画期的著作として評価を得ました。
 この度表彰式が2019年11月13日(水)午後5時、東京都千代田区一ツ橋、パレスサイドビル9階「レストラン アラスカ」で行われます。特別賞を受賞した清水教授は「数十年前に起きた歴史さえ、すでに人々の記憶から忘れ去られている、なんとか書き残さなければという危機感から日華断交の研究をはじめました。今回、台湾外交の形成というテーマに目をとめていただき、ご評価いただいたことは、歴史を伝えるという一つの役割を果たせたという意味で大変うれしく思います」とコメントしています。

著書表紙

【著書概要】
 ◆タイトル:『台湾外交の形成 中華断交と中華民国からの転換」
 ◆発 売 日 : 2019年1月22日
 ◆著    者: 清水麗
 ◆出 版 社 : 名古屋大学出版会 ◆価 格:5,400円(税抜)

 


【著者プロフィール】

清水 麗(しみず うらら)外国語学部外国語学科教授
2019年より麗澤大学で教鞭を執る。
筑波大学卒業、 同大学院で博士(国際政治経済学)取得。
研究テーマは「1950-70年代の中華民国政府の対日外交、 蒋経国時代の日台関係」。
専門分野は「東アジア国際関係」「戦後日中台関係」。 主な著書に『日台関係史」共編 などがある。
 
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