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教育・研究
2020.01.15|最終更新日:2021.01.14|

観光・地域創生専攻NEWS(2019年度)-vol.4
『文化観光による地域活性化~伝統工芸・江戸切子の体験~』

観光・地域創生専攻NEWS(2019年度)-vol.4

 本学は2020年4月より、経済学部経済学科に「観光・地域創生専攻」を開設します。本専攻はどのような学びなのか、4年生が卒業研究として取り組んでいる「観光と地域づくり」の成果の一部を活用し、数回のシリーズで配信します。ぜひご覧ください。

『文化観光による地域活性化~伝統工芸・江戸切子の体験~』
藤田 真優(経済学部経営学科経済専攻4年)

 近年の観光はニューツーリズムと総称されるテーマ性の高い観光形態が多くなってきており、その中でも体験してもらう旅を提供していくことが地域には求められてきている。また、個人旅行が増えた現在、知的好奇心を満たす体験や触れ合いが求められるようになってきている。そのようなニーズにこたえる代表的な観光形態が文化観光である。

 私は、文化観光の近年の動向からその特徴、効果を明らかにし、伝統工芸としての江戸切子の体験調査も行うことにより、継続的な地域活性化に繋がる取り組みのあり方について考察し、提案することを目的として研究を進めている。

 文化観光として注目される事例は従来から数多く存在し、最近においても着地型観光地づくりの要素として注目されている。観光資源としての活用に対する地元の取り組み方も様々で試行錯誤が続いているとみられるが、成熟社会における新たな観光形態として高い可能性を感じさせるものである。

江戸切子の体験
出来上がった作品