【開催報告】「不動産仲介業への挑戦」と題したワークショップ実施<AI・ビジネス研究サンタ―>
2020.7.11

2020年7月4日、東京大学空間情報科学研究センター不動産情報科学研究部門と麗澤大学のAI・ビジネス研究センター、都市・不動産科学研究センターは「高校生・大学生のための不動産テックコンテスト」を開催するにあたり、ハウスコム株式会社にて「不動仲介業への挑戦」と題したワークショップを行いました。

同社はITを活用した不動産賃貸仲介業において高い実績を残している会社です。昨今、事業ドメインを「賃貸サービス業」から「住まいのサービス業」へと拡大するとともに、不動産売買業への進出を果たし、業界の注目を集めています。

近年の不動産業界では、不動産テックあるいはRe-tech(リーテック)と呼ばれるテクノロジーの活用が目覚ましく進んでいますが、同社はテクノロジーの活用において業界をリードする存在でもあります。この度、同社は、不動産売買業に進出するにあたり、さらに一歩踏み込んだリーテックの活用として、AIビジネスの手法を用いた新規事業の立ち上げを検討しております。これに関連して、今回のワークショップでは、本学の清水千弘教授を中心に、同社関係者の方々との間で、意見交換が行われました。

ワークショップにおいて、清水教授は、不動産賃貸業界における仲介業と売買業の構造を分析し、それを同社のリソースに照らすことで、同社のいかなる点に競争優位があるかをあぶりだしました。そのうえで、同社がこれまで賃貸業で蓄積した経験と情報を活かすべく、業務フローを分解するとともに、各フローにおけるAIの実装可能性について検討し、それに基づきいくつかの事業戦略案を提示しました。

8月から開催予定の『不動産テック学生コンテスト』は、同社の協賛を得て開催されますが、このコンテストは、今回のワークショップで得られた示唆をもとにして、不動産業の課題を整理するとともに、AIと人間がどのように共存していくことができるのかを、麗澤大学が提供する「AI・ビジネス」の教材を用いて実施される予定です。本コンテストの詳細は決まり次第本学ウェブサイトに掲載予定です。

ワークショップの様子

清水先生