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2025.09.05

【学生の活躍】障害と社会 自主企画ゼミナール『浦河べてるの家』を初訪問!

 自主企画ゼミナール『障害と社会』(担当:外国語学部 花田太平准教授、国際学部 合﨑京子准教授では、外国語学部の一年次科目「グローバルスタディーズB」(担当:花田准教授)で扱われた「障害と社会」のテーマに関心を持った学生が、自主的に学びの場を立ち上げました。障害や社会福祉についてより深く理解することを目的に、福祉施設の訪問や利用者・職員との交流を通じて、当事者の視点から社会の課題を考察しています。活動を通して、障害のある方や介護者が抱える課題、社会の認識と対応、そして私たちにできることについて、多角的な視点から探求することを目指しています。

 2025年6月29日~30日、北海道浦河にある社会福祉法人べてるの家」を訪問しました。べてるの家は、1984年に設立された精神障害等をかかえた当事者の地域活動拠点で近年精神保健領域のベストプラクティスとして注目を浴びる「当事者研究」という方法を生み出した場所です。

 以下、学生より現地での活動の様子をまとめたレポートが届きましたので、ご紹介いたします。

■ 活動内容

障害と社会についての理解を深めるため、事前学習として文献輪読や講義を通じて基礎知識とフィールドワーク手法を学びました。その上で、精神障害のある方々の地域活動拠点「浦河べてるの家」を訪問し、対話や当事者研究の実践に触れることで、五感を通じた実践的な学びを得ることを目的に、以下のスケジュールで活動しました。

活動スケジュール(抜粋)

  • 9:30 メンバーミーティング・施設内清掃
  • 10:00 オリエンテーション
  • 10:30 当事者研究(曜日により内容変更)
  • 12:00 昼食休憩
  • 13:00 作業見学、グループホーム・町内見学、メンバー交流
  • 14:00 振り返り・質疑応答
  • 14:30 終了

■ 感想と今後の展望

「べてるの家」で私たちが共通して感じたのは、独特で温かい雰囲気でした。無理に一体感を作ろうとしているわけではないのに、自然と生まれる安心感と信頼関係が印象的でした。特に「弱さの情報公開」という理念に触れたことで、互いの弱さを受け入れ、補い合う姿勢がこの雰囲気の核心であると実感しました。今後は、今回の学びを学内外で活かし、障害と社会について考えるきっかけを広めていきたいと考えています。

  • syo-3.jpeg      べてるの家 外観
  • syo-1.jpegべてるの家の理念
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べてるの家「カフェぶらぶら」店長さんとの写真

文責・活動メンバー:本村 南海(代表)、神里 俊太、鈴木 伽苗、松本 桜季

※本活動は「麗澤大学後援会自主活動支援」として活動を支援致しました。