合﨑 京子
合﨑 京子 (AIZAKI, Kyoko)
職名
准教授
学部
国際学部
学科
国際学科

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教員プロフィール

異文化コミュニケーション学を専門としています。主な関心事は自閉症スペクトラム症を持つ人のコミュニケーションです。もともと学部の専攻は音楽で、社会人になってからもさまざまな業種を経験してきました。その過程で多岐にわたる社会文化を体験し、社会とコミュニーションの繋がりにとても興味を持つようになったという経緯があります。このような経験を活かし、多文化共生や、異なる文化間の理解について、皆さんと考えていきたいと思います。

教職員への一問一答

好きな言葉(座右の銘)を教えてください。
人生は死ぬまでの暇つぶし
休日の過ごし方や趣味を教えてください。
最近はあまりできていませんが、もともと音楽が専門だったので、ジャンルを問わず、聞くのも演奏することは好きです。また、動物園で一つの動物をじっと観察したりするのも、いろいろな発見があってお気に入りの過ごし方です。
大学4年間で「学生に訪れてほしい場所」はどこですか?その理由も教えてください。
ぜひ図書館・博物館・演奏会などには足しげく通っていただきたいと思います。限られた時間やリソースの中で、旅行などは、できる機会はそう多くはないでしょう。その分、身近にある様々な本や(無料・有料問わず)展示・演奏などに触れることは、皆さんの将来にきっと役に立つはずです。
大学4年間で「学生に読んでほしい本」は何ですか?その理由も教えてください。
古典と呼ばれる本、また自分の興味関心と一見関係なさそうな本も読んでおくことをお勧めします。社会人になってからは、内容が重厚な書籍は手に取りづらくなりますし、いろいろな本に触れることで、あらゆる領域は多かれ少なかれ繋がりがあることが理解しやすくなると思われます。
専門分野に興味を持ったきっかけは何ですか?
これまで他国に住んだり、旅したりする中で、音楽を介したコミュニケーションや、ことばが通じなくてもなんとなくわかり合えることも体験をしてきました。その一方で、自閉スペクトラム症という症状に出会い、同じ言語体系を持つ者同士でも、コミュニケーションの齟齬が起こることが決して珍しいことではないということ、またコミュニケーションを取り巻く要因は私たちが想像している以上に多様なものであることに気が付き、そういったことについて深く考えてみたいと思ったことがきっかけで、今の研究を始めました。
専門の研究は社会にどう活かされていますか?
現在、私が専門とする自閉スペクトラム症の症状や傾向を持つ人の数は、世界的に急増していると言われています。彼らの中には、語彙や文法など、わたしたちが普段、語学学習で最も重要だと思っている点については何ら問題がないのに、その場の状況や相手の立場にあわせた会話ができない人もいると言われています。私の研究では、なぜそのようなことが起きるのか、個々の事例の[その場の状況]や[おかれた立場]に着目した質的な研究を行っており、その要因を描出することで、一般社会の自閉スペクトラム症を持つ人の理解の促進に役立つと考えています。また、ここで得られた知見と、認知科学や医学から得られる定量的な結果を超領域的に融合させることで、今後より深く、そして多角的に人間のコミュニケーションについての洞察が得られると期待しています。
麗澤大学の好きなところはどこですか?
緑が多いところ、また学生・教員間の距離が近いところです。