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2021.01.07|最終更新日:2021.01.20|

【開催報告】麗澤大学SDGsフォーラム2020を開催しました

2020年1223日(水)、麗澤大学SDGsフォーラム2020を開催いたしました。


昨年度の第1回フォーラムでは、「国際性」と「道経一体」を教育の柱の一つとする麗澤大学にふさわしくSDGsとビジネスに精通した4名の専門家・経営者に講演をいただきましたが、今回のフォーラムでは、3名の専門家・経営者による講演に加え、本学学生(グループ)を対象として、SDGsに関連した社会的課題の解決に関するアイディアコンテストを実施いたしました。

  • 徳永学長による開会挨拶で始まったフォーラムの最初の講演は、麗澤大学国際学部でSDGs推進プロジェクト委員長の松島正明教授による「身近な『SDGs』-学生ができること-」。SDGsが生まれた背景、仕組みなどを解説した後、「自分事として考える」「考えたら、まず動く」など、学生がSDGsに取り組むときのポイントがアドバイスされました。

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  • 続いては、セッション2の基調講演①、独立行政法人国際協力機構 国内事業部長の岩上憲三氏による「「自他共栄」~"一方通行の援助"ではなく、"双方向の協力へ"」。国際緊急援助隊として世界各国で活躍された体験談を交えながら、一方的な援助ではなく、相手国の人々と対等な立場で向き合い、強い信頼関係を築くことが重要であること及び学生がSDGsに取り組む際にも「思いやり」の気持ちを持つことが必要である旨助言を頂きました。

  • 基調講演②は、マブチモーター株式会社執行役員の古今敬之氏による「経営理念の実践を通じSDGs達成に向けて社会と協働」。「国際社会への貢献とその継続的拡大」を経営理念に掲げるマブチモーター株式会社が実行している「標準化戦略」「国際分業体制」が紹介され、同社が創業以来取り組んでいる社会への貢献と適正利益確保の両立が経営の前提である、とのお話に、学生たちはSDGsとビジネスの繋がりをよりリアルに感じたようでした。

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  • セッション3は、SDGs学生プレゼンコンテスト。「コロナとSDGs:学生のアイディアで世界を変えよう/政策・ビジネス、教育、貧困と格差、気候変動」をテーマとして、1次選考を通過した8グループがプレゼンテーションを行いました。各グループのアイディアは、コロナ禍のなかで学生ならではの視点を活かした、独創的な内容であり、審査員の皆様からも「聞いていて、楽しい発表ばかりだった」と好評でした。
    審査の結果、最優秀賞は、環境への配慮と飢餓への対策としてビヨンドミート(植物由来の肉)と昆虫食を扱ったビジネスモデルを提案した「ビヨロギ君」チーム、優秀賞は高齢者向けに孤独死を防止するためのコミュニティアプリを運用することを提案した「アバター葬儀」チームに決定。それぞれの代表者に渡邊副学長、松島SDGs推進プロジェクト委員長より、賞状と副賞が手渡されました。

このほか、後援会特別賞2チームには堀内副学長から、審査員特別賞4チームには、古今様、岩上様から、賞状および副賞が授与されました。
このプレゼンコンテストの様子は、後日、改めて詳細報告をさせていただきます。

最後に、松島委員長による閉会挨拶が行われ、本フォーラムは成功裏に終了しました。
学生プレゼンコンテストに参加した学生からは「次回もまた出場したい」という声が多く聞かれ、今回のフォーラム開催がSDGsを達成するために「日常生活で自分ができること」を真剣に考える絶好の機会となったことが実感されました。

麗澤大学SDGs学生プレゼンコンテストの開催報告はこちらをご覧ください