お知らせ

イベント
学生生活
教育・研究
2021.06.08|最終更新日:2021.06.29|

【学生の活躍】本学の学生が企画から実施運営に携わる
「えんとつ町のプペル光る絵本展 in 柏」を開催しました

ポスター.jpg

 5月21日(金)~22日(土)の2日間の日程で、一般社団法人麗澤校友会(同窓会組織)主催[イオンモール柏 共催、柏市教育委員会・柏市商工会議所 後援]による本学の学生が企画から実施運営までを行ったイベント「えんとつ町のプペル光る絵本展 in 柏」(以下:プペルバス個展)がイオンモール柏にて開催されました。

 プペルバス個展とは、キングコングの西野 亮廣 (にしの あきひろ)氏による、自身の70万部越えの大ヒット絵本「えんとつ町のプペル」の挿絵41枚を特殊フィルムに描きライトで光らせ展示した光る絵本展を、プペルバスの制作者である山口 修平 (やまぐち しゅうへい)氏が、この幻想的な個展を全国の子供たちに届けたいと作品をバスの中に展示し、全国各地を巡っている移動式の個展です。本学の学生は、このプペルバス個展の存在を1年次生を対象とする授業「麗澤・地域連携実習」の課題で知り、地域を笑顔にする企画提案ができるのではと、「イオンモール柏」での開催を企画しました。

  • プペルバス2.jpg
  • バス内麗澤園児2.jpg

 本プロジェクトには全学部から14名の学生が参加し、交渉も学生自らが行いました。また実施にあたっては、麗澤校友会メンバー6名がサポート。当日は15名のボランティア学生も加わり、総勢35名で実施いたしました。

 イベント初日の5/21(金)は、屋外にテントも張ることができない強風の中、プペルバスには100名の方が乗車し、幻想的な光の空間で絵本の世界を味わいました。翌日5/22(土)には、プペルバスには440名の方が乗車され、またセンターコートで実施した合計4回の読み聞かせには約300名、館内をめぐる手作りのスタンプラリーには約360名の方々にご参加いただき、イベントは大盛況のうち幕を閉じました。

  • 20210522_バス受付家族.jpg のコピー.jpg のコピー.jpg
  • プペルバス4.jpg
  • 20210522_スタンプラリー子供.jpg
  • 20210522_モニュメントと質問.jpg

 「あなたの大切なものはなんですか」というアンケートでは、約400名の参加者が思い思いに大切なものを書き込んだ風船の形をした用紙を、黒い煙を突き抜けて主人公たちが夜空の星を見に行った船をかたどったモニュメントに、貼り付けました。

プペルバス7.jpg

最後に、今回のプロジェクトリーダーである外国語学部2年生の細貝季来さんより感想が届きましたので、ご紹介します。

 この企画は元々地域連携実習という授業から展開されました。バスを見送っている時、企画を無事に完遂できたという事実とともに、半年という時を経て、ともに挑み続けた仲間との日々が終わってしまうことに気づいて、私は大きな喪失感を覚えました。

 私たち2年生は入学してから1年間、ほとんどの授業をオンラインで受講しました。大きいという噂だけを聞いている大学、なんだかよくわからないクラスメートたちと受ける講義。初めての経験に右往左往し、このままでいいのかなと思いながらも、どうしようも無い現状に悶々としていました。そんな時に学年で授業が展開される地域連携実習のお知らせが届きました。私は現状打破と意気込み、絵本が好きだという理由だけで、すぐにプペルバス企画への参加を決めました。

 試行錯誤し、様々な困難を乗り越えて今回、なんとか企画の実施まで辿り着くことができました。コロナウイルスの蔓延で企画の開催自体が危ぶまれたこともありもした。また、前例のない企画で前日まで不安や心配で胸がいっぱいでした。しかし、当日、来てくれた子供たちの楽しかったと屈託のない笑顔、仲間たちの想いが詰まった企画の11つを目の前にして今までの汗も涙も全部必要だったと胸を張って言うことができました。

 また、私の中でもこの企画は大きな挑戦でした。全く異なるバックグラウンドを持つ仲間がたくさんいる中でリーダーになるのは初めてのことでした。リーダーという立場に何回も何回も心が折れそうになりました。自分の力不足を痛感して悔しくて、やめようかなと考えたこともいっぱいありました。私がリーダーで本当にいいのかともがく度に、いつも仲間が大丈夫、支えるからと言って私を引き上げてくれました。「きらがリーダーでよかった」と最後にみんなは言ってくれたけれど、私にとってみんなのリーダーでいられたことが最高に誇らしかったです。絵本の中でプペルたちは星を探すために旅に出ますが、私がこの今回の旅で見つけたのは、星のように輝く忘れられない仲間との出会い、そしてこの先絶対に忘れられない笑顔でいっぱいの思い出です。

 この度、校友会の皆様には様々な方面で大変お世話になりました。バスを誘致してくださった西山さん、いつも元気に私たちを助けてくださった黒須先生はじめ多くの皆様の協力があったからこそ、出会えた仲間であり、笑顔でした。本当にありがとうございました。

2021年5月24日
細貝 季来

今回のイベントに携わった学生たちの今後の活躍に期待が高まります。

<関連情報>

【プレスリリース】「えんとつ町のプペル光る絵本展 in 柏」はこちら