お知らせ
【開催報告】2024年度 教職シンポジウムを開催
令和6年11月9日(土)、「2024年度 教職シンポジウム」を開催いたしました。第10回目となる今回は、教職課程を履修する在学生(2~4年次の学生)に加えて、学校教育の最前線で活躍されている現職教員のOB・OGの皆様や、教育行政等に携われている卒業生の皆様をお招きし、活発な質疑応答を通じた学びの機会となるよう、「教職シンポジウム」を開催いたしました。
このシンポジウムは、2012年度に「OB・OG特別講義」という形態の研究会を源流にするものです。教職を目指す学生の動機づけや、指針を得る機会となることを祈念して、毎年開催しています。本学における教員養成は、在学生だけを対象にした閉じられた学びではなく、現職教員として活躍している卒業生にも参画していただく開かれた学びとすることで、大学として「教師の成長」を共に支える取り組みを不断に構築することを目指しています。
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【事例発表②】
静岡大学教育学部附属静岡中学校教諭 吉田龍弘先生
1)進路選択
2)授業づくり
3)働き方吉田先生は本学卒業後一般企業に就職され、紆余曲折を経て現在英語教師として教鞭をとられています。大学時代に教職課程を履修するも一般企業に就職という学生時代から、勤務されるまでの進路選択のお気持ちと仕事内容の実態から、英語教師になるまでの揺れと決意、英語の授業で大切にされていること、働き方改革が叫ばれる今どのように工夫されているか率直にお話しいただきました。常に物事の良い点と課題点を自問自答され、既成概念にとらわれず必要とするものを見つめる姿勢と実行力に引き込まれる発表でした。
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質疑応答の時間では、大学生らしい率直な疑問や悩みなどの質問があがり、事例発表をされたお二人の先生方が卒業生である先輩として経験を交えお答えくださいました。閉会後もそれぞれの先生方に熱心なご質問が続き、大変有意義なシンポジウムとなりました。ご講演いただきました先生方には改めて感謝を申し上げます。
本学の教員の養成では、「『知徳一体の教育』という建学の精神に基づき、仁愛の精神の上に、教育についての見識と各専門教科の知識・技術をもって、我が国の学校教育に貢献できる人材を育成すること」を目標としております。受講者が今回のシンポジウムをきっかけとし、我が国の学校教育に貢献できる人材として成長し、いつか「登壇者」として帰ってくることを教職員一同、楽しみにしております。