お知らせ
【学生の活躍】 Young Trilateral Leaders (YTL) Summit 2025 参加報告

2025年7月7日から9日にかけて、米国国務省主催、テンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)運営による「第2回 年次ヤング・トライラテラル・リーダーズ(YTL)サミット」が大阪にて開催されました。
本サミットには、アメリカ、韓国、日本の18歳から35歳までの若手リーダー約800名の応募者の中から、米国、韓国、日本から45名、東南アジアおよび太平洋諸島から5名が選出され、計50名の代表者が参加しました。
このたび見事代表の一人に選ばれ、本サミットに参加された本学国際学部3年生の尾﨑真宇利さんより、サミットの参加報告が届きましたので、ご紹介いたします。

Young Trilateral Leaders (YTL) Summitは、日本・韓国・アメリカの若手リーダーが3カ国間の安全保障や経済などの課題に対し、戦略的思考と協働的解決力を養うことを目的とした国際プログラムです。アメリカ大使館・総領事館がスポンサー、テンプル大学が主催し、模擬ワークショップやリーダーシップ研修を経た後、大阪・関西万博の会場でプレゼン大会が行われました。このサミットへの参加のきっかけは、模擬国連で活動していることから、このプログラムに興味があるはずと先生が勧めてくださったことでした。
参加者は日本・アメリカ・韓国から各15名、太平洋諸国から5名の計50名(18~35歳)。大学院生やシンクタンク・政府機関で活躍する方々が多く、最初は緊張しましたが、自分なりにできることを見つけ、意見やアイディアを積極的に発信することができました。
サミットの中で特に印象に残っているのは、アメリカ大使館副館長 Aaron Snipe 氏の言葉です。 " What you're doing now is like adding tools to your toolbox. " この言葉を聞き、今取り組んでいることが確かに自分の力になっているのだと実感し、自信をもって行動する大切さを学びました。
本サミットでは、選ばれた参加者として大阪・関西万博のアメリカパビリオンにてプレゼンテーションを行うという非常に貴重な経験もさせていただきました。グループメンバーには各国からのメンバーが一緒になっています。私たちのグループは受賞こそ逃しましたが、毎晩深夜2時まで意見を出し合いながらプレゼンを完成させたプロセスに、強い達成感と一体感を得ました。
これまでの自分であれば、結果にこだわりすぎていたかもしれません。しかし今回の経験を通して、「勝ち負け」ではなく、「その過程で自分がどう貢献できたか」に焦点を当てるようになり、心から楽しんで取り組むことができました。まさに、自分の中で最も大きな成長だったと感じています。
また、京都や道頓堀でのエクスカーションや、国際政治・テクノロジー・環境など多様な分野からの参加者との交流を通じて、視野が大きく広がりました。模擬国連で日々鍛えてきた外交的対話力・プレゼン力・スピーチ力を、実際の国際協働の場で発揮できたことも大きな自信につながりました。
最後に、このような素晴らしい機会を教えてくださったGaku先生、そして推薦状を書いてくださったRichard先生に、心より感謝申し上げます。今後もこの経験を原動力に、自分らしい視点と姿勢で、国際的な課題に主体的に向き合っていきたいと思います。
◇サミットの詳細については、以下のURLからもご覧になれます。 (外部サイトへ移動します)https://jp.usembassy.gov/young-trilateral-leaders-summit-in-osaka-us-japan-korea/