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2016.12.21

麗澤大学が「大学ICT推進協議会2016年度年次大会」で発表

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12月14日~16日に国立京都国際会館で行われた「大学ICT推進協議会2016年度年次大会」において、麗澤大学から情報教育に関する3本の研究発表を行いました。

  • 「麗澤大学経済学部におけるコンピュータ利用に関する状況の変化について −初年次教育で継続実施するアンケート調査より−」
    大塚秀治(経済学部)、高辻秀興(経済学部)、匂坂智子(外国語学部)、矢野孝三(情報教育センター)
  • 「学習者の理解構造の分析と可視化について −5年間の情報リテラシーのテスト結果より−」
    匂坂智子(外国語学部)
  • 「Wi-Fi利用状況の見える化と学生見守りシステムの構築」
    矢野孝三(情報教育センター)、大塚秀治(経済学部)、熊谷将也(富士通株式会社)、石井太一郎(株式会社富士通エフサス)

「麗澤大学経済学部におけるコンピュータ利用に関する状況の変化について」では、2012年のカリキュラム改定以降、定期的に実施しているアンケートで、学生のPC利用頻度やスキルアップへのモチベーションがどのように変化したのか調査しました。調査により学生のPC離れや情報に関する知識が低下傾向にあるとの結果が示されました。

「学習者の理解構造の分析と可視化について」では、情報リテラシーの授業で実施されたテスト結果を、IRS(項目関連構造)分析という手法を用いて視覚化しました。その結果、これまでの学生が当たり前に持っていたキー操作のスキルや、コンピュータ・ネットワークに関する基礎知識が、ここ数年で低下していることが明らかになり、これらの状況を踏まえて今後の情報教育方針が示唆されました。

「Wi-Fi利用状況の見える化と学生見守りシステムの構築」では、無線ネットワーク機器のログ(記録)を可視化する手法を、産学連携で開発されたシステムの実演を交えて発表しました。ログの可視化の結果を踏まえて、学生支援業務への応用についての提案がなされました。

麗澤大学による口頭発表

麗澤大学による口頭発表

多くの参加者から質問がありました

多くの参加者から質問がありました

 

 

 

 

 

今年の学会発表では、ポスター発表や口頭発表、実演デモを通じて、多くの参加者から質問やコメントを頂き、各セッション共に盛況となりました。