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2018.06.19|最終更新日:2020.07.30|

鈴木小百合客員教授の特別講義を開催

 外国語学部毎学期恒例の鈴木小百合客員教授の特別講義が平成30年6月18日(月)にストラック・日影・渡邊合同ゼミで開催されました。

 海外から来日する映画俳優や監督の通訳を数多く手がける鈴木先生の講義はいつも新鮮で最新の映画情報満載です。前半は先生の生い立ちからエンターテイメント通訳として大活躍されている現在までの軌跡を折々のエピソードを交えてご説明下さいました。今はもうなくなってしまった新宿コマ劇場でのマジックショーに駆け出しの通訳者として参加したこと、劇団四季『オペラ座の怪人』初演時の通訳、訛りの強い英語が飛び交う東京国際映画祭での業務の様子(総理大臣の通訳も含む)など貴重なお話をうかがいました。その後映画プロモーション時の通訳者の典型的なスケジュールを説明。担当する映画に関する膨大な資料の事前読み込みや、舞台上では黒子に徹するために服装にも気を付けることなど鈴木先生の実務の一部を御説明いただきました。更に最近の通訳活動として、Netflixの人気オリジナルドラマ「13の理由(13 Reasons Why」の来日イベント、「デッドプール2(Deadpool 2)」や「レディ・プレイヤー1(Ready Player One)のジャパン・プレミアなどの様子を貴重な写真を交えてご説明下さいました。


【参考】 映画『レディ・プレイヤー1』ジャパンプレミアの様子(ワーナーブラザーズ公式チャンネル)
  
   (鈴木先生の御登場は1:34:00)

■鈴木小百合客員教授 プロフィール■
 8歳から14 歳までオーストラリアのシドニーで過ごし、帰国後、聖心インターナショナルスクールにて学ぶ。国際基督教大学(異文化コミュニケーション専攻)卒業後、広告代理店勤務などを経て、フリーの通訳・翻訳者に。演劇の現場での通訳としてスタートを切り、その後、戯曲翻訳を手がけるようになる。2007 年には、戯曲翻訳の2 作品で「第14 回湯浅芳子賞」を受賞。通訳としては映画のプロモーションで来日するハリウッド・スターや監督の通訳を担当。さらに東京国際映画祭での通訳を20 年以上に渡り務め、オープニング・セレモニーや授賞式、舞台挨拶や記者会見などでは、歴代総理大臣、及び各国の映画監督、製作者、俳優の通訳も担当。