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2018.10.25|最終更新日:2020.07.27|

平成30年度 教職シンポジウムを開催

 10月20日(土)に、教育現場で教職に就かれている卒業生や、教育行政等に携われている卒業生の皆様と、在学生を対象に第4回「教職シンポジウム」を開催いたしました。教員養成は在学生だけを対象とするのではなく、卒業生への対応も含めたものとしていくことで、大学として教師の成長をともに支えるような取り組みをしていくことを目指しています。

 はじめに江島 顕一准教授による講演「麗澤教育と教員養成」では、ご自身の学生時代の身近な体験談を踏まえながら、麗澤大学に教職課程が設置された時代を振り返り、麗澤における教員養成の原点に回帰する講義が展開されました。「麗澤大学の建学の理念、教員養成の理念を受け継いで、『麗澤出身の教員』として教育界に羽ばたいていってほしい」というメッセージを投げかけられました。

 また、事例発表「教職学生へ伝えたいこと」と題して2018年3月に本学外国語学部外国語学科英語・英米文化専攻を卒業した掛江 佑奈先生と2005年3月に本学外国語学部英語学科を卒業した砂田 健太先生にお話をいただきました。

 掛江先生は千葉市立若松中学校に、砂田先生は足立区立東綾瀬中学校に勤務されており、それぞれ教員を志したきっかけや、教育に対する想いを、実体験をもとにお話いただきました。

 掛江先生は、自身の模擬授業をお披露目くださり、生徒をひきつける立ち振る舞いや問いかけを実際に行い、受講していた教職課程履修生たちは授業に引き込まれていきました。「失敗を恐れず、どんどん失敗し、どんどんチャレンジをしてほしい!」と力強いコメントを残されました。

 砂田先生は14年間の教員生活の中で、ご自身が苦労されたこと、悩まれたことを包み隠さずありのまま語ってくださいました。教員という厳しい業務の中から見出せたやりがいや「子どもたちと一緒に成長できる喜び」も同時に語られ、受講者も励みになりました。

フロアには、本学を卒業したOBOGの現職教員の方もかけつけてくださり、質疑応答の時間でもさまざまな角度から質問やコメントが飛び交う熱気あふれるシンポジウムとなりました。

本学の教員の養成では、「『知徳一体の教育』という建学の精神に基づき、仁愛の精神の上に、教育についての見識と各専門教科の知識・技術をもって、我が国の学校教育に貢献できる人材を育成すること」を目標としております。受講者が、今回のシンポジウムをきっかけの1つとし、我が国の学校教育に貢献できる人材と成長し、いつか「登壇者」として帰ってくることを教職員一同、楽しみにしております。

 

【タイムスケジュール】

13:00~ 受付

13:30  開会挨拶【森 秀夫 教職センター副センター長】

13:40~14:30 講演【江島 顕一 准教授】

テーマ:「麗澤教育と教員養成」

14:30~15:00 質疑応答

15:00~15:40 休憩・情報交換会【コーヒーブレイク】

15:40~16:20 事例発表① 掛江 佑奈先生(千葉市立若松中学校教諭)

16:20~17:00 事例発表② 砂田 健太先生(足立区立東綾瀬中学校教諭)

17:00~17:30 質疑応答

17:30  閉会挨拶【渡邊 信 外国語学部長】

 

  

 江島准教授講演①                  江島准教授講演②

  

 コーヒーブレイクの時間ではOBOG教員の先輩方と意見交換をする姿がみられました。

  

 掛江先生の講話                   模擬授業を披露!

  

 砂田先生の講話                   失敗や苦労を乗り越えた「教師のやりがい」とは!?

  

 フロアから多くの質問が飛び交い、活発な議論がなされた質疑応答の時間