お知らせ
【開催報告】国際学部ISI専攻 第1回企業講座「外航海運の概要~海運と日本~」
2026年6月16日(火)、国際学部 国際社会・国際情報(ISI)専攻の2年次生を対象とした授業「ISI基礎演習ⅠA」において、ISI専攻企業講座「日本の海運物流の現状と課題」を開催しました。講師には、一般社団法人日本船主協会 企画部広報室副部長の大森一司様をお迎えし、日本と世界を結ぶ外航海運の役割や課題、将来展望についてご講義いただきました。
今回の講座は、学生から寄せられた「外交・安全保障を学ぶ中で、実際の企業の話を聞きたい」という声をきっかけに実現したもので、ISI専攻企業講座としては第1回目の開催となります。
ISI専攻では、1年次に外務省外交講座や防衛講座を受講し、国際政治や安全保障について学んできました。本企業講座は、そうした学びが企業活動や社会の現場でどのように生かされているのかを知り、将来の進路やキャリアを考える機会として実施されました。
講義では、日本が海に囲まれた資源の少ない島国であり、輸出入の99.5%を海上輸送に依存していることから、海運が日本の経済や暮らしを支える重要な基幹インフラであることが紹介されました。また、世界有数の規模を誇る日本商船隊(日本の船会社が運航する船)の役割や、国際競争の中で発展を続ける海運業界の特徴についても解説いただきました。
さらに、ホルムズ海峡やアデン湾といった海上交通の要衝を例に挙げながら、安全保障と海運との深い関わりについても説明がありました。加えて、脱炭素化に向けた取り組みや次世代燃料の開発、自動運航技術の研究など、海運業界が直面する課題と未来への挑戦についても学びました。
講義後の質疑応答では、「日本商船隊は、なぜパナマ国籍の船が多いのか」「文系学生は海運会社でどのような仕事に携わることができるのか」といった質問のほか、エネルギー輸送や国際情勢に関する質問も寄せられ、学生たちは積極的に学びを深めていました。
今回の講座を通じて、学生たちは国際政治や外交・安全保障の知識が、海運というグローバルな産業と密接に結び付いていることを実感するとともに、企業の視点から国際社会を捉える貴重な機会となりました。











