麗澤大学経済学部では、8月19日よりオーストラリアのシドニー・カレッジ・オブ・イングリッシュ(Sydney College of English)にてグローバル経済・経営フィールド演習現地プログラムが始まりました。本プログラムは3週間にわたる英語能力向上を目的とした語学学習と経済経営の見識を高めるための現地企業訪問や特別講演により構成され、経済学科グローバル人材育成専攻から18名の学生が参加しています。本プログラム修了者には、専門科目として2単位が認定されます。

まず、語学学習では、プレースメントテストによるクラス分けを行い、世界各国から集まる留学生と共に語学学習を中心にオーストラリアの文化や異文化理解について学びます。また、滞在中はホストファミリーのもとでホームステイをします。初めてのホームステイに学生たちは緊張した様子でしたが、事前に日本文化を紹介できるツールを準備するなど、工夫を凝らしていました。現地の方々と食文化や習慣などを体験することで価値観や視野を広げる機会となります。

次に本プログラムの醍醐味である企業訪問、特別講演では、次の内容が予定されています。

【グローバル経済経営フィールド演習　企業訪問・特別講演一覧】

企業訪問：Fuji Xerox、ANA（全日本空輸　シドニー空港）、シェラトンオンザパークホテル

特別講演：YOKOHAMA TIRE、センコーロジスティクス、PWC

中でもPWCは世界4大会計事務所のひとつとされ、「世界で最も魅力的な企業ランキング（ユニバーサム社）」で2位にランクインする、若者が憧れる世界的な有名企業です。当日はオーストラリア日本商工会議所のメンバーでもある現地ビジネスマンによる講演が行われます。他にもANAシドニー空港見学や現地法人の代表取締役社長による講演など日本では体験することができないプログラムが用意されています。学生たちは渡航前の事前研修を通じて、それぞれの企業についてリサーチを積み重ねた上で当日を迎えます。

経済学部では、グローバル社会で活躍できる人材育成を目標としており、参加者は本プログラムを通じて語学力向上だけに留まらず、経済経営の専門知識を高めていくことが期待されます。