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学生生活
2025.09.03

【学生の活躍】Be a Bridge!ネパールの小学生へ向けた衛生啓発と理科授業を実施

学生団体「Be a Bridge!」は、2015年にネパールで発生した大地震をきっかけに、現地の衛生環境に着目し、子どもたちに向けた衛生啓発を中心とする活動を行ってきました。以降、ネパールの小学校で正しい手洗いや掃除の方法といった、清潔な生活習慣の大切さを伝える授業を継続的に実施しています。

2025年8月4日からの1週間、ネパールにある2つの小学校を訪問し、現地で活動を行いました。その様子をレポートとしてご報告します。

【今回の主なプロジェクト】

子どもたちの学びを支える理科室の備品を寄贈

前回の訪問では、現地の小学校から以前より要望のあった理科室の備品を寄贈しました。これにより、子どもたちがより本格的な理科の授業を受けられるようになり、学びの幅が広がっています。

理科実験の授業を実施

今回の活動では、寄贈した理科室の備品を活用し、子どもたちが理科に親しむきっかけとなるような「理科実験の授業」を行いました。授業では「自分の手で体験し、結果を確かめる」ことを重視し、子どもたちが主体的に学べるよう工夫しました。

実験が成功した瞬間には、教室中に歓声が響き渡り、子どもたちの笑顔と驚きがあふれました。理科を「楽しい」と感じてもらう貴重な機会となり、学ぶことの喜びを実感してもらうことができました。

③日本語・日本文化を紹介

また、日本語や日本文化を紹介する授業も実施しました。簡単な日本語での会話や、日本の遊び・文化に触れる活動を通じて、子どもたちに日本をより身近に感じてもらいました。この取り組みは、ネパールと日本の交流を深め、異文化理解を促す良い機会となりました。

【活動を通して得た学びと今後の課題】

活動を通じて、子どもたちや先生方の笑顔を見ることができ、自分たちの取り組みが意味あるものだと強く実感しました。特に、実験に取り組む子どもたちの姿勢や反応からは、体験型の学びが大きな刺激になることを改めて感じました。

一方で、授業の一部では現地の先生方のサポートが必要となり、準備や対応の面で改善の余地があると反省しています。今後は、事前の準備や進行の工夫をより徹底し、スムーズかつ効果的な授業を目指していきたいと考えています。

今後も「Be a Bridge!」では、様々な体験を活動に取り入れ、子どもたちが主体的に学び、発見を深められるような授業づくりを行い、ネパールの衛生啓発活動や教育環境の向上に貢献していきたいと思います。

  • be-1.jpg実験のやり方を説明しているメンバー
  • be-2.jpg理科実験:糸電話をしている様子
  • be-3.jpg理科実験:雲を作っている様子
  • be-4.jpg日本語の授業で必死にノートを取っている子供たち 
  • be-5.jpg


文責・活動メンバー:田代彩華(代表)、福島千晴、小竹しずく、赤尾閣仁、磯野由希愛、田中玲偉、宇田川茉稟、
          小野慧音、北川さくら、清水友果、鈴木麻央、丸山瑚幸

※本活動は「麗澤大学後援会自主活動支援」として活動を支援致しました。