お知らせ

教育・研究
2020.08.05

本学の外国語学部ドイツ語・ドイツ文化専攻が、ドイツのマールブルク大学、 カッセル大学とデジタル学会『ドイツ語教育とインターアクション』を共催いたします

 外国語教育研究の分野において、ドイツを代表する大学であるマールブルク大学とカッセル大学と共催でおこなう『ドイツ語教育とインターアクション』は、2020年10月30日と31日の2日間の日程で行われ、完全オンラインでの開催を予定している学会となります。

 学会の実行委員を務める、本学講師のチジャック・オルガ先生は、現在両大学と協力し、学会の準備を行っています。

 外国語教育がコミュニケーションを基盤および目標とするようになって以来、授業におけるインターアクションの言語分析が一つの研究領域として確立されてきました。学習言語で実際のコミュニケーションを行うことの学習効果は認められており、インターアクション能力の向上が、外国語教育の本質的な目的であるとも言われています。しかし、この能力を ─ 特に異文化コミュニケーション能力と言語運用能力との関連において ─ どのように捉え、どのように導くことができるのか、いまだ未知の領域も多いのが現状です。
 そこで今回の学会では、教員が学習者にどのような課題やフィードバックを与えられるのか、さらに授業デザイン(学習環境の設定や、プロジェクト型課題、グループあるいはペアワークの投入など)は、どのように考えたらよいのかについて議論します。また今回は完全オンラインでの開催となり、コロナ禍でのオンライン授業という文脈にも焦点をあて議論が行われる予定です。

 
 今回の学会での重点テーマは次の通りです

 ・「インターアクション能力」とは何か、能力育成の構造化、評価方法
 ・オンライン授業におけるインターアクション
 ・ピア・インターアクション
 ・インターアクション研究と教員研修への還元
  (会議はすべてドイツ語で行われ、通訳はありません)

 ※インターアクションとは、教師と学習者、学習者同士での間で行われる、様々な情報のやりとりのことを指す用語です。


【プロフィール】
チジャック オルガ(CZYZAK Olga)麗澤大学外国語学部講師
専門はドイツ語教育、言語学。 マールブルグ・フィリップス大学ドイツ語学部ドイツ語教育学科修了。
マールブルグ・フィリップス大学外国語学部スラブ学科修了。
下記掲載の学術論文ほか、論文や著書など、多数執筆。

・Gemeinsames sprachliches Handeln in Gruppenarbeitsphasen im Anfängerunterricht - Eine empirische Studie Zeitschrift für Fremdsprachenforschung 31: 2, 2020, S. 262-288 単著 Hohengehren: Schneider(2020年)

・Gesichtswahrung in kommunikativen Aufgaben ‒ Ein mehrperspektivischer Blick auf Gruppenarbeitsphasen ドイツ語教育24、33−52 単著 日本独文学会ドイツ語 教育部会 (2020年3月)

・Die sprachliche Leistung von Lernenden im fach- und sprachintegrierten Anfängerunterricht. In: Schart, Michael (2019). Fach- und sprachintegrierter Unterricht an der Universität. Untersuchungen zum Zusammenspiel von Inhalten, Aufgaben und dialogischen Lernprozessen. 220-251; 2019年(単著) Tübingen: Narr(2019年)