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2020.10.18

【開催報告】「ホスピタリティ科目」にてANA総合研究所によるオンライン特別講義を開催

 9月16日(水)、本学外国語学部英語コミュニケーション専攻と英語・リベラルアーツ専攻の開講科目である「ホスピタリティ概説」および「Introduction to Hospitality」の受講者を対象に、株式会社ANA総合研究所によるオンライン特別講義を開催いたしました。

 例年であれば、ホスピタリティ関連科目と連携したプログラムとして、成田空港での体験学習やパーク ハイアット 東京でのインターンシップを行っています。しかし、今年度は新型コロナウイルス感染症の影響により、それらの実施はすべて中止となりました。希望者の多いプログラムで、昨年度または入学前から参加を目指していた受講生も多く、その知らせに戸惑う姿が多くみられました。

 そのような状況の中でも受講生たちにとっての貴重な学びの機会を失わないよう、本学ではANA総合研究所に特別講義の開催を依頼いたしました。1日間集中講義「ANA総研オンラインプログラム」として、学生たちが空港での仕事を学び、ホスピタリティとイノベーションについて考える機会を作っていただきました。

【特別講義概要】

形式:オンライン講義(Zoomを使用した双方向型)
日時:2020年9月16日(水)10:00-17:30(お昼休みを含む)
目的:
(1) ホスピタリティ科目で学んだビジネスマナー(挨拶、話し方、質問の仕方 など)を実践する
(2) ホスピタリティ業界(特に航空業界)に求められる能力と自分の現在の能力を知る
(3) 業界で働く人の話を聞いて、「ホスピタリティ」とは何かをより深く考える
(4) ホスピタリティ業界(特に航空業界)についての理解を深める
(5) 学内選考で書類審査や面接を経験し、今後の学外でのインターンシップへの応募や就職活動に向けて身に付けるべきことを知る

 今回の特別講義には、学内選考を通過したホスピタリティ関連科目受講生24名(2年生8名、1年生16名)の学生が参加しました。  

 この特別講義に先立ち、昨年度の成田空港での体験学習に参加経験のある2年生3名が主体となり、オンラインでの事前学習会を開催。学外プログラムに初めて参加する学生たちとともに、身だしなみや心構え、当日までに準備すべき点などを細部にわたり確認し、特別講義に臨みました。  

 全てのプログラムに熱意を持って積極的かつ真剣に取り組む本学学生の姿勢は、非常に高い評価をいただきました。  

 特別講義受講後、参加者はそれぞれ受講中のホスピタリティ科目の授業にて今回の講義での気づきや学びをスライドにまとめて報告し、ほかの受講生たちと学びを共有しました。今回の講義は、参加した学生たちにとって、実践的かつ深い学びを得る大変貴重な機会となりました。

以下、講演後の報告会での参加者の声(一部抜粋。原文のまま)をご紹介します。

・改めて空港におけるチームワークの大切さを実感した。
・未来の空港の在り方が自分の想像を超えるものであった。
・正確性が求められる中で、質の高いサービスを行うことの難しさを学んだ。
・働くことは、いかに計画性が要求されるかを痛感した。
・相手を考察し問題を解決してあげようという思いやりが、イノベーションとホスピタリティと関係していると学ぶことが出来た。
・人々が求めているものは何なのか、主語を相手に置き換えるなど、ホスピタリティにおいて新たな発見があった。