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2021.11.05|最終更新日:2021.11.12|

【学生の活躍】2年連続での決勝進出の快挙!経済学部3年生「日銀グランプリ」に2チームが同時入賞

日本銀行主催の学生向けコンテスト「第17回 日銀グランプリ~キャンパスからの提言~」の論文審査の結果が発表され、本学・経済学部の2チーム(いずれも中島ゼミ)がいずれも難関を通過し、入賞の栄誉を得ました。

◆詳細はこちらからご覧いただけます。(外部サイトに飛びます)

このコンテストには、全国の大学から122チームの応募があり、このうち5チームが決勝に進出、これに次ぐ上位にランクされた5チームが奨励賞として選定されました。

経済学部3年生の織田一也さん、鎌塚陸矢さん、高嶋君征さん、町田海さん、羽根田洸太さんのチームは、「Quintet投資~新たなグループ型投資の提案~」という提案が見事に論文審査を通過し、決勝大会に進出することが決まりました。

また、同じく経済学部3年生の渡邉快明さん、井筒凱斗さん、宮崎陸希さん、西野桂市さん、土屋かなめさんのチームは、「金融にサブスクリプションを!~新しい時代をつくる『フィンスク・モデル』の提案」で、決勝進出チームに次ぐ奨励賞に選ばれました。

決勝大会は、11月23日(火)に日本銀行本店で行われ、若田部昌澄・日本銀行副総裁を審査委員長に、日本銀行の政策委員会の審議委員(2名)および外部の有識者(2名)の計5名が審査員を務めます。プレゼンテーションと審査員との質疑応答を経て、最優秀賞・優秀賞等が選ばれます。決勝進出チームは、「なかなか良いアイデアが出ずに苦労したが、最後にはこれぞという提案をまとめることができてよかった」(織田さん)、「みんなの意見を合わせて共同の提案に持って行くのは大変だったが、頑張った甲斐があった」(鎌塚さん)との感想を寄せてくれました。決勝に向けては、「まさか決勝に行けるとは思っていなかったが、しっかり準備をして、日銀の副総裁や審議委員の前で、ベストのプレゼンを行いたい」(町田さん)と、熱い決意を語ってくれました。

また、奨励賞チームからは、「惜しくも決勝進出はかなわなかったが、それに次ぐ奨励賞という結果が出せてとても満足している」(渡邉さん)との声が聞かれています。

決勝進出チームがプレゼンを行うテーマは、「Quintet投資」です。老後資金の2000万円不足問題などで、長期的な資産形成が求められているにもかかわらず、証券投資をする人は多くありません。その理由をアンケート調査で調べたところ、「きっかけがない」ことが大きな理由となっていることが分かりました。「一人では投資を始められない」のであれば、複数人で行うことができる「グループ投資」の仕掛けを作ればよいのではないか。こうした問題意識の下、5人組のグループを作って、同額を共同口座に出資して行う「Quintet投資」という新たなグループ投資の仕組みを提案しています。

このコンテストには、毎年、経済・経営系の学部を有する全国の多くの大学がチャレンジしています。このうち今回、決勝進出するのは、本学チームのほか、明治大学、同志社大学、東京経済大学、椙山女学園大学の5チームです。

ちなみに、本学のチームが日銀グランプリで決勝大会に進出するのは、これが2年連続で4回目であり、これまでにも最優秀賞や優秀賞を受賞した実績があります。また、長年のチャレンジの中で、2チームが同時に入賞するのは初めてのことです。

チームを指導した中島真志教授は、「全国の錚々たる大学の122チームの中から、本学のチームが2つも決勝進出や奨励賞に選ばれたことは、すばらしい快挙で、学生の努力が結果に結びついてとても喜ばしい。決勝進出チームは、万全の準備をして最高のプレゼンテーションを行ってほしい」と感想と期待を述べていました。

  • IMG_7744.JPG決勝進出チーム
  • IMG_7737.JPGのサムネイル画像奨励賞チーム