お知らせ
オンラインを活用した海外教育機関との取り組み ~オンライン日本語クラス編~
本学では、今年海外提携校から来日を希望していた特別聴講生(半年から1年の交換留学生)に向けて、オンラインでの授業を開講しています。新型コロナウイルスの影響により、新規の留学生が来日できない状況が続いていますが、海外で日本語を学ぶ学生に機会を提供できないかと考え、新たな取り組みが実現しました。
聴講している学生は、所属する大学の授業時間と重ならない時間を使い、ドイツ、台湾、中国、タイから授業に参加しています。学期終了時には、対面での授業と同様に単位が付与されます。
<受講学生の感想>
■ホフマン ネレ ゾフィーさん(ドイツ・イェーナ大学)
麗澤大学が提供するオンラインの日本語授業をとても気に入っています。まず、先生が素晴らしいです。皆さん本当に親切で、困ったときには正しい言い方を教えてくれます。最初は授業を理解することが難しいこともありましたが、授業に参加すればするほど、日本語が上達していると思います。
■リンタラ ナッタワットさん(タイ・ナレースワン大学)
日本に行けなかったのは残念ですが、オンラインでの勉強を楽しんでいます。日本事情Bの授業では、日本と自分の文化や国についてのことを調べて、他の学生と話します。調べるときはちょっと難しいですが、いろいろなことが勉強になりました。次の授業は何を勉強するのか、楽しみです。
■黄センセンさん(台湾・屏東大学)
今年はコロナの影響で留学に行けませんでしたが、麗澤大学のオンライン授業を楽しんで受けました。先生たちは優しく、毎回の授業内容も面白かったです。早くコロナが終わって、日本に行けるように祈っています。
<担当の先生からのコメント>
■中山めぐみ先生
時差があるため少し大変な面もありましたが、今ではすっかり慣れたようです。「総合日本語ⅡB」の「聞く」活動のクラスでは、NHKのWEBサイトを使ってその週に起きたニュースを聞き、ニュースの表現や構成を学んでいます。お互いの国の状況について教え合ったりして、いい交流ができています。
■家田章子先生
「日本事情演習」のクラスでは、日本人学生に「日本語クラスゲスト」として参加してもらい、自国のこと、日本のことについて話したり、決まったテーマについて意見交換をしたりしています。来日できない中、一生懸命学ぶ留学生とそれをサポートする本学の学生の姿を見て、コロナ禍でもいろいろな挑戦ができることを実感しています。