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教育・研究
2022.07.28

【開催報告】ワークショップ「『ポジティブ変化の起こし方』その1:アイディアから行動へ」を開催

 2022年7月9日(土)上智大学の学生が、英語で本学の学生を対象としたワークショップ「『ポジティブ変化の起こし方』その1:アイディアから行動へ」を開催しました。

 本学国際学部ヨネスク マグダレーナ准教授は、長年にわたり上智大学で非常勤講師をしており、過去3年間「UIF Sophia」のChampion(顧問)を務めたことがきっかけとなり、開催されました。またヨネスク准教授自身はStanford University d.school による教員用プログラムFaculty Innovation Fellow (FIF) を終了しています。

 このワークショップでは、参加者がデザイン思考に基づいて創造性を活かして身近にある共通の問題を見定め、解決する方法を学びました。また、仲間と協力しながら自らの知識やスキルを活用し、自分達のコミュニティに貢献できる解決策を提案しました。

 上智大学の学生は、米国スタンフォード大学のd.school による起業家教育や社会的イノベーション促進の他、学生のキャンパスライフの質向上を目的としたUniversity Innovation Fellow (UIF) プログラムを修了しており、上智大学で「UIF Sophia」を設立しました。

 この学生団体UIF Sophiaは、「自分の創造性に対する自信をつけてもらい、仲間同士で協力し、社会のチェンジメーカーとなることを後押しする」目的に活動している。UIF Sophia が、多くの仲間が社会的問題に対する問題意識と解決に向けた情熱を持っているものの、どうアクションを起こせば良いのかは分からないという「共通点」に気づき、このワークショップをデザインしたと言います。

 このワークショップは以下の4つの狙いのもと開催されました。1)既に持っているスキルや資源を活かして前向きな変化を生む行動を取ること;2)それを通して自信を得ること;3)その変化に繋がる自ら起こせる具体的な行動を可視化すること;4)仲間と協力し、共通の問題に取り組むことで結束力を得ることです。

 現在は、UIF Sophia は様々なイベントやワークショップの企画デザイン及び実施を通してキャンパス内外におけるサステイナビリティに関する問題に取り組んでいる最中です。今後とも、麗澤大生との協力・共同のアクションを模索中です。

参加者の声

 今回他大学である上智大学の学生の皆さんと交流したのは大学に入ってから初めてでした。ワークショップの進め方や、参加者一人一人の意見を傾聴し、場や雰囲気が最初から最後までとても良かったです。大学にある私たちが変えたいという問題をどのように変えることができるかを議論し合いました。自分が持つアイデア・可能性・能力などをあらゆる方向から引き出すことができて、このワークショップを通じて自信と新しい何かを始めたいと思うモチベーションが高まりました。(水野華乃音)

 自分にとってこのワークショップが初めての他大学との交流でした!内容がとても濃くて興味深く、2時間が本当にあっという間でした。何かを考えてから始めるためのステップには、自分にはどんな力があるのか・どんなことに貢献できるかなど、自分の性格をポジティブにとらえることが、問題解決に直結できることを実感できました!(竹田光璃)

 今回のワークショップに参加したことで、自分の考えを行動に移すためのプロセスを学ぶことが出来ました。今までの自分は目標に対して考えはするものの、その目標を達成するための行動にまで移す事は中々出来ませんでした。今後は、ワークショップで学んだことを活かして、たくさんの目標を達成していこうと思います。(ベルサバル ホセレイ)

 学校生活での疑問や、不満は、「きっと私だけが不満なだけ」、「後何年か経てば卒業だから」と思って、解決しようと思ったことがありませんでした。しかし、ワークショップを通して、大学生だからできること、私だからできることを見つけることができ、本気になれば、自分にも現実的に何かを変えられるかもしれないと、知ることができたと考えます。自分の力や、強みを知っていることは、就活の際にも活かせると思うので、ワークショップの経験を無駄にせず、これからの学生生活を送りたいです。(渡邊沙也)

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