お知らせ
【実施報告】台湾・文華高校の生徒が来学。授業への参加と廣池千九郎記念館を見学しました。
本学の関連団体であるモラロジー道徳教育財団が出版・発行する道徳を考える月刊誌『ニューモラル』(台湾版)の購読と2016年の道徳講演会をきっかけに交流が始まった台湾の文華高校から、12月17日(火)に同校の生徒約40名が来学しました。
はじめに、堀内 一史副学長による解説と邱 イー琪准教授による同時通訳のもと「廣池千九郎記念館」を見学いただき、本学創立者である廣池千九郎法学博士の生涯と業績、道徳科学「モラロジー」が確立されるまでのプロセスや、本学の校章としてデザインされている「万両(まんりょう)」という植物が、葉っぱの下に赤い実をつけていることの意味や校名「麗澤」の由来などを学びました。
次に、本学で学ぶ留学生や麗澤国際交流親睦会(RIFA)・ダンス部に所属する学生、教職員による歓迎セレモニーを実施しました。セレモニーでは、文華高校 黄校長と本学 徳永学長による挨拶の後、台湾文化の一つであるお土産交換を実施。その後、文華高校ダンス部による伝統舞踊をアレンジしたダンスが披露され、煌びやかな衣装で舞う軽快で優美なパフォーマンスに会場は魅了されました。
素晴らしいパフォーマンスの後は、教室へ移動して文華高校の6チームによる英語でのプレゼンテーションを実施。SDGs17の目標の中から選んだテーマについて、台湾の事例を含めながら発表してくれました。発表の後は、留学生を含む本学の在学生7名からフィードバックを行いました。
その後は、アニメーション映画を通じて日本の宗教や文化を理解することを目的とした授業「Japanese Culture and Religion」に参加いただきました。この授業では、世界基準となっているSDGsの観点からアニメを分析する活動も行っていることから、ブラジル・マレーシア・シンガポール・ベトナムなど11ヵ国からの留学生と日本人学生による自国でのSDGsの達成状況、課題、提案など発表を行いました。さらに、本授業でも文華高校から1チームに発表いただき、合計13か国の発表が行われ、世界共通課題であるSDGsに対して、それぞれの立場から互いに理解を深めていきました。
半日という限られた時間ではありましたが、本学学生や留学生と沢山コミュニケーションを取り楽しんでいただけた様子でした。今回のご来学をきっかけに、文華高校と麗澤大学の交流がさらに深まることを期待しています。