お知らせ

教育・研究
2025.06.23

【開催報告】ANA成田エアポートサービス株式会社による特別講義を実施

 2025616日(月)、外国語学部の授業「Advanced Hospitality StudiesⅠ」(担当:ANA総合研究所 山崎紀子 講師)において、ANA成田エアポートサービス株式会社(以下、NRTAS)の皆さまをお迎えし、特別講義を実施しました。

 この授業は、1年次に学んだホスピタリティの基本概念をふまえ、学生が社会のさまざまな場面でその力を発揮できる人材となるために、「自己の社会人基礎力の理解と表現」「ユニバーサルデザインの考察」「ホスピタリティ産業の事例研究とグループディスカッションを通じた応用力の育成」「面接やグループワークに必要なスキルの習得」などを主な目標としています。

 当日は、人事部の小枝希様、垰下花菜様、そして本学の卒業生で、現在グランドスタッフとして活躍されている鈴木洸様の3名がゲストスピーカーとして来学されました。講義では、ANAグループの概要から始まり、成田空港が果たす国際的な役割、そしてNRTASの具体的な業務内容について、現場の視点からわかりやすくご説明いただきました。

講義の様子.png
         講義の様子

 特に、成田空港が北米とアジアを結ぶ三国間流動の交差点として、「グローバルハブ空港」の重要な機能を担っていることや、成田空港が機能強化により国内最大級の3本滑走路体制となり、年間離着陸回数が50万回に拡大される見込みであることなど、将来的な展望についての解説は、学生たちにとって非常に印象深い内容でした。また、今後構想されている新ターミナルのイメージ写真も紹介され、空港の未来像を視覚的に捉える貴重な機会となりました。

 NRTASが担う「グランドスタッフ」「グランドハンドリング」「オペレーションマネジメント」「エンジニアリングサービス」などの業務についても、それぞれの特徴を具体的にご紹介いただきました。現場で活躍する卒業生のリアルな声も加わり、学生たちは職業理解を一層深めることができました。

 後半の質疑応答では、「良いホスピタリティとは何か」「良いチームワークや信頼関係を築くには?」「現場で求められる英語スキルとは?」など、学生からの質問が途切れることなく寄せられました。予定時間を超えるほど活発なやりとりが続き、授業終了後も希望者による追加質問に丁寧にお答えいただく場面が見られました。

 今回の特別授業は、航空業界の最前線で働く方々の声を通じて、学生たちがホスピタリティの本質や語学の重要性、そして将来の自分の姿を考えるきっかけとなる、大変貴重な学びの機会となりました。ANA成田エアポートサービス株式会社の皆さまに、心より御礼申し上げます。

  • 小枝様.png
      小枝様
  • 峠下様.png
      垰下様
  • 鈴木様.png
      鈴木様
  • 学生による質問.png
      学生が質問している様子

学生の感想

ANAグループについて、各部門の具体的な仕事内容を知ることができ、視野が広がりました。今回の学びを、今後の就職活動にもぜひ活かしていきたいと思います。

・インターネットだけでは企業研究に限界があると感じていましたが、今回はそれを超えるような、貴重で実践的なお話を伺うことができました。自分の将来を考えるうえで、大変有意義な時間となりました。

NRTASについて初めて知ることが多く、企業の特徴や大切にしているホスピタリティの考え方についても理解が深まりました。貴重なお話を聞けてとても良かったです。