お知らせ
麗澤大学設立90周年記念シンポジウム「産業連関分析における防衛産業」 プレイベントを本学で実施
麗澤大学では、2025年10月24日(金)に「第36回環太平洋産業連関分析学会全国大会プレイベント」を開催し、学内外から約40名が参加しました。
本イベントは、経済・産業・統計分野における最新の知見を共有し、産業連関分析のさらなる発展を目指すことを目的として行われたものです。
当日は、日本防衛装備工業会調査部長の嶌末 真(しますえ まこと)氏をお招きし、「防衛産業と我が国を取り巻く国際環境」をテーマにご講演いただきました。
嶌末氏の講演では、防衛装備産業の現状や技術動向に加え、サイバー戦・電磁波戦といった、普段なかなか触れることのできない分野についても具体的な解説があり、参加者は深い関心を寄せていました。
続いて、総務省統計局 統計企画管理官の植松 良和 氏を中心に、産業連関分析の最新動向や政策応用に関する討論が行われました。
参加者からは、統計の現場での課題や経済構造の分析手法に関する活発な意見が寄せられ、実務と学術の両面から多角的に議論が展開されました。
また、本イベントの開催にあたり、本学学長である徳永 澄憲(とくなが すみのり)より「麗澤大学は、1935年の『道徳科学専攻塾』創設以来、『知徳一体』の建学精神に基づき、科学、技術、知識を修得させるとともに、国家、社会の発展と人類の安心、平和、幸福の実現に寄与できる人物を育成することを教育理念としております。そうした観点から、本学では、従来から安全保障分野に関する研究や教育に力を入れて参りました」との言葉がありました。
この発言は、麗澤大学が掲げる「知と徳の融合」を基盤とした教育・研究のあり方を改めて示すものとなりました。
本イベントを通じて、防衛や産業構造をめぐる我々の社会環境について、より実践的かつ俯瞰的な理解を深める貴重な機会となりました。
麗澤大学では今後も、学術的な探究と社会的課題の接続を重視し、産業・政策・地域に貢献する研究活動を積極的に推進してまいります。
公演の様子
嶌末 真(しますえ まこと)氏











