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教育・研究
2025.11.07

【学生の活躍】麗陵祭でヨーロッパ横断研修の成果を展示

 11月1日(土)・2日(日)に開催された麗澤大学の大学祭「麗陵祭」において、ドイツ語・ヨーロッパ文化専攻の学生が、ヨーロッパ横断研修の展示を行いました。

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     ヨーロッパ横断研修は、ドイツ語・ヨーロッパ文化専攻の学生が1年次に取り組む必修研修で、夏季休暇中に3~4名の少人数のグループでイスタンブールからベルリンまで陸路で各地を巡り、現地の文化や歴史を学ぶ研修です。学生自身が授業「Workshop Deutsch」で旅程を計画・決定し、現地での学びを通じて異文化理解や課題解決力を養います。現地では、「日本について知っていること」「何語を話せるか」など各チームのテーマに沿い現地の方へインタビューも行いました。

     2025年度の研修は、9月2日から14日にかけて実施され、計20名の学生が参加しました。引率は、シュッテレ准教授濱野講師が担当し、随時チャットでの対応やチェックポイントでの支援を行いました。一方で、海外渡航を選ばなかった学生も「身近な場所でヨーロッパを考える」をテーマに、千葉・東京・兵庫・大阪など国内でヨーロッパに関するスポットを巡り、「食」「施設」「雑貨」などを題材に調査を行いました。

     麗陵祭当日は、各グループが研修中の記録やインタビュー結果をまとめたポスターを展示。ブースでは、訪れた来場者に学生自身が体験談を交えながら説明しました。また、研修全体を振り返る動画も制作され、会場で上映されました。

     ヨーロッパ横断研修に参加した学生は、「初めての海外でした。ドイツ語や英語でのコミュニケーションは大変でしたが、短い単語やジェスチャーで通じ合えたことが嬉しかったです」と異国の地で、自分の力で現地の方とつながれた経験は、自信につながったようです。また、「『遺跡』『教会』『食』など、チームで決めたテーマに沿って旅程を立てたことで、各地の文化の違いを実感できました」と、学びの成果を振り返りました。国内研修に参加した学生も「日本国内であっても、その国の文化や人々の思いを感じられる場所が多く、身近な環境の中でも新しい発見がありました」と語りました。

     本研修を通して、学生は異文化との出会いの楽しさや困難さを体験するとともに、ヨーロッパ各地の歴史や文化の多様性を深く学ぶ機会を得ました。こうした経験は、今後4年間の学びの基盤となることが期待されています。

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