お知らせ
翻訳家・通訳 鈴木小百合客員教授の特別講義を開催
外国語学部日影ゼミ・渡邊ゼミ合同で毎学期恒例となっている鈴木小百合先生(外国語学部客員教授)の特別講義が去る1月21日に行われました。今回もゼミ生だけでなく、関心を持った大勢の学生が参加。体験談を交えた鈴木先生の興味深い話を、時にメモを取りながら熱心に聴講していました。
以下、講義に参加した、英語英米文化専攻3年 深井勇一さんのリポートを紹介いたします。
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今回、鈴木先生には「通訳の現場」という演題でお話ししていただきました。
鈴木先生は、誰もが知っているようなハリウッド俳優や女優の通訳をされており、今回も色々な経験や裏話を聞かせていただきました。トム・クルーズはファンサービスがすごいことや、ジョニー・デップは特徴的な話し方なので集中力が必要なことなど、苦労話も織り交ぜつつ時には笑えるような面白い話をたくさんしていただき、とても濃い1時間半でした。印象に残ったのは、英語ができるだけでは通訳者になることは難しいということです。話の内容が全く興味ないことでも通訳しなければいけませんし、話し方や性格など、それぞれ違う要素も考える必要があります。そんな大変なお仕事の中でも鈴木先生は得るものがあるとおっしゃいます。それは「人とのつながり」です。昔やっていたことが今やっている仕事の原点であったり、人とのつながりによって仕事をもらえることもあるそうです。これは通訳の現場に限らず誰しもに当てはまることではないでしょうか。昔のつながりを大切にし、今のつながりを広げ、未来のつながりへと活かす。こんなことができれば、人生がさらに良いものになることは間違いなしです。鈴木先生には、通訳に関してはもちろん、その仕事で見出した大切なことまで教えていただきました。
鈴木先生が麗澤大学の客員教授になられたのも、実は人とのつながりが原点にあります。このように、どれだけ人と関わることができるかがこれからの私たちに必要になってくるでしょう。鈴木先生、今日は本当にありがとうございました。