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教育・研究
2019.09.24|最終更新日:2020.08.27|

【開催報告】2019年度 麗澤・地域連携実習「成果発表会」を開催

麗澤・地域連携実習「成果発表会」を9月19日(木)、校舎「かえで」1501教室で行いました。

地域連携センター長・籠教授

本科目は1年生を対象に2017年度より開講しました。本科目履修後から取り組んでいく「自主企画ゼミナール」をはじめとする正課内外での各種プロジェクトへの「足がかり」とすべく、「課題解決の基礎力を身に付ける」ことを目標においています。

今年度は、柏市及び柏市内の企業3社より、7つの課題をいただき、45人の学生がビジネスマナーなどを学んだ後、2ヶ月半の間、学生自ら受入先にアポイントメントを取り、ヒアリング調査や現地調査を行なってきました。


今回の成果発表会では、学部1年生がどのように課題に取り組み、成長したのか、共有する場となったことに加えて、ご協力いただいた受入団体担当者様にもコメントをいただき、学生・教職員は学内だけでは得られない経験と視点を頂くことができました。

当科目での経験をふまえ、学生たちが更に自身の学びの幅を広げ、地域、世界との架け橋になっていくことを期待しています。

ご協力いただきました千葉県柏市様、柏商工会議所様、イオンモール柏様、株式会社川和様、千代田造花株式会社様には、業務多様の中多くの学生を受け入れていただきご尽力いただけましたこと、この場をかりて、厚く御礼申し上げます。

発表する学生たち

会場の様子

■■ 自治体との連携によるテーマに対応した班では、、、

スマートフォンアプリ「AED GO」を活用した救命ボランティアを増やすための提案、行政による結婚支援の具体的な提案、増える若者の自殺を予防するための提案、柏市からの情報を子育て世代の外国の方々に分かりやすく伝える方法の提案など、多彩な内容でした。

■■ 企業との連携によるテーマに対応した班では、、、

大型ショッピングモールで若者の集客を増やすため、TFTの仕組みを利用した提案、大学生にとって魅力的な採用活動とはに対して、初任給と40歳の収入はどちらも伝えるべきなど、具体的な提案、転写紙を用いた造花の新商品開発に向けて、試作品までつくり提案するなど、こちらも具体性に溢れる内容でした。

学生達からはこの授業を通じて「情報収集力、思考力やプレゼンテーション力などの力を身に付けることができた。今後の就職活動にも役立つと思った」「自ら考え行動する力が伸びたと感じた」「誰かにインタビューする機会が今までなかったため、とても貴重な経験になった」「普段自分では考えることのない問題について深く考えられた」「物事に対する視点が一つではなくなった。自分にはない考え方などが得られてともて新鮮だった」など、当科目が学生に期待する成長の実感を得られた様子が見られました。

受入先の方々からは、「事前の準備がしっかりしている。アイデアが非常に豊富で、とても勉強になった」「実習はこれからも続けていただきたい。もう少し長い期間でも対応可能」「学生さんの思い、価値観に触れることができたのは大きなメリットだった」「提案いただいたことを採用させていただいた」など前向きなコメントを多く頂きました。