経済社会総合研究センター 研究活動

2011年度 地方財政分析債務指標の研究

プロジェクト内容

本研究は平成21年度までの地方財政指標の研究を踏まえ、平成年度以降の全国自治体ベースの債務指標分析を試みるものである。地方財政をめぐっては夕張市のような自治体本体の破踪のみならず、茨城県の住宅公社等の自治体関係の団体等で債務不履行が生じている。財政再建への取り組みは一部において「事業仕訳」などの動きも見られるが、国と地方が一体となった行財政改革の働きはいまだ十分なものとは言えず、軌道に乗るまでには相当の時間が要るものと考えられる。こうした状況の中で自治体の債務履行能力についての分析は巧に重要性を増してくるものと考えられる。本年度は債務能力を県市町村レベルの財務が経済ファンタメンタルとの関係で検討することとしたい。

プロジェクトメンバー

◎佐久間 裕秋 経済学部・教授