比較文明文化研究センター
【開催報告】比較文明文化研究センターが特別研究会を開催
2026年10月29日(木)15時30分から17時30分まで、校舎「あすなろ」2310教室において、比較文明文化研究センター主催の特別研究会を開催しました。
当日は、ビシュバ・バラティ大学(タゴール国際大学)日本学院のシュディプト・ダス先生と、ナヴァ・ナーランダ・マハーヴィハーラ日本語学科のシュボジット・チャタルジー先生をお招きし、「美術交流における荒井寛方の役割―インド訪問とその芸術的影響」と題してご講演いただきました。司会は、長年にわたりお二人と交流のある本学名誉教授の竹内啓二先生が務め、近隣地域の市民を含む学内外から25名が参加しました。
荒井寛方(あらい・かんぽう、1878~1945)は、大正5年(1916年)、詩人ラビンドラナート・タゴール(1861~1941)の招きによりインドに渡り、アジャンター石窟群の壁画などを模写した日本画家として知られています。寛方が大正7年(1918年)に帰国する際、タゴールは「客人として迎え、友として別れる」という言葉を贈ったと伝えられています。帰国後、寛方は仏教に関連する題材を多く取り上げ、院展を中心に作品を発表しました。また、昭和15年(1940年)から始まった法隆寺金堂壁画の模写事業においても、中心的な役割を果たしました。
今回ご講演いただいたお二人は、ともにタゴールが設立したビシュバ・バラティ大学(タゴール国際大学)の日本学院で日本語を学び、同大学で博士号を取得されています。同大学は、インドで最も早く日本語教育を開始した高等教育機関として知られています。また、シュボジット・チャタルジー先生が所属するナヴァ・ナーランダ・マハーヴィハーラは、玄奘三蔵(602~664)も学んだ古代インドの仏教大学・僧院「ナーランダ僧院」の伝統を受け継ぎ、1951年に設立された高等教育機関です。
なお、本研究会は、麗澤大学英米文化研究会および公益財団法人モラロジー道徳教育財団道徳科学研究所との共催で開催しました。

左から竹内名誉教授、シュボジット・チャタルジー先生、シュディプト・ダス先生











