比較文明文化研究センター インフォメーション

【開催報告】医療法人公仁会成和病院院長の南淵明宏氏が講演

麗澤大学比較文明文化研究センターでは、諸文明・諸文化の共生と交流を深めようとすることを目的とし、知的財産の社会貢献活動の一環として、毎年、学内外の講師を招いてのセミナーや研究会を企画・開催しています。
平成21年度は、総合テーマを『文明シリーズ』として取り組み、「宇宙・海洋・シルクロード・草原・海岸線」の5つの視点によるテーマで開催しました。
平成22年度も引き続き、『文明シリーズ』として企画し、その第1回目が、麗澤大学生涯教育プラザで平成22年5月27日、医療法人公仁会成和病院院長の南淵明宏氏を講師に迎え、「臨床医学から見た文明」をテーマに開催され、87名の参加者は最後まで熱心に聴講していました。
南淵氏は、漫画『ブラックジャックによろしく』に登場する心臓外科医である北三郎のモデルになった方です。

南淵氏は、まず初めに「医療と医学の違い」から説明され、「昔は人口心肺を使うしかなかったことも現在では使用しなくとも対応できる手術が増えた」と指摘されました。そして、「プロとはいつも怖がっている人、いつも悩んでいる人、いつもリスクを背負っている人、そういった普通の人であり、カッコイイというものではない」「特に若い時の初めの手術よりも今の方が怖い、それはあらゆる場合を経験してきているからである。どんな仕事でも職業でもそうであると思う」と語られました。
最後に「振り返ること、発見すること、考えること、そして生きる意味をしっかり見出すこと、それが真の文明社会」と文明と医療を一つの言葉で説明され、講演を締めくくりました。
第1回目は、南淵氏の楽しくかつ有益な話しに、聴講者は非常に充実した時間を過ごすことができました。

次回は、7月1日(木)15時より、デリー大学教授で早稲田大学アジア研究機構IAS専任研究員のブリジ・タンカ氏をお迎えし、「日・印関係から見た文明」をテーマに開催いたします。
麗澤大学 研究センター事務室
※お電話でのお申込みの受付けは行っておりません。お申込みは、お名前、ご住所、電話番号等を明記のうえ、窓口・FAX・E-mailのいずれかの方法でお願いします(参加費無料)。なお、定員100名になり次第、受付終了とさせていただきます。
FAX:04-7173-3767
E-Mail:RR-Center@reitaku-u.ac.jp

挨拶する立木副センター長
挨拶する立木副センター長
挨拶する松本センター長
挨拶する松本センター長
満員の会場
満員の会場
講演する南淵氏
講演する南淵氏
講演する南淵氏
講演する南淵氏
最後まで熱心に聴講
最後まで熱心に聴講