相続工学研究センター
講義「相続におけるビジネスプラットフォーム論」が終了
相続工学研究センターによる講義「相続におけるビジネスプラットフォーム論」が終了しました。12月13日から冬休みを挟んで7週間にわたり、毎週金曜日4、5限に開講されていました。最終講義においては、受講者がこれまでの授業を受けて「遺言書」を書くという内容の講義が行われました。とはいっても、自分の家族のことではなく、架空の家族の誰かになりきるという設定でした。
事前にどのような家族にするか考えてくるように指示されていたため設定をしっかりと考えてきていた学生たちですが、当日、山西客員准教授からいきなり「ハプニングカード」を引くように促され、「家族には伝えていない子どもがいる」「自分に借金が存在する」「法定相続人以外に遺贈することを希望」「資産価値の高い不動産を持っている」「事業をやっておりその承継に関する方針を伝える」などの追加条件が課されました。
2時間近く悪戦苦闘し、何とか遺言書を書きあげた学生たちですが、最後にまた知らない設定が待っていました。山西客員准教授がオンラインでつないだのは、同准教授が所属する株式会社ルリアンの役職員。学生たちがその前で遺言書を読み上げ、講評を受けるというセッションが設けられました。
単純に法的な要件を満たすことだけでなく、「愛」のある付言事項を記すことが円満な相続につながる等のアドバイスを受け、「相続におけるビジネスプラットフォーム論」の講義は終了となりました。
