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2025.10.29

【実施報告】自主活動:国際協力団体 Plas+「カンボジアの小学校の現状調査と子どもたちに情操教育の大切さを知ってもらう」

 カンボジアやフィリピンを中心に活動している国際協力団体「Plas+」に所属する学生から、2025年9月5日から17日までの日程で、カンボジアを訪問した際の現地活動報告書が届きましたので、ご紹介いたします。

麗澤大学の国際協力団体「Plas+(プラス)」は、学年を超えた40名の学生が所属する団体です。団体名は "Present love to all students" の略で、「すべての子どもたちに愛を届ける」をモットーに、カンボジアの小学校支援を中心とした国際協力活動を行っています。2014年4月26日、映画『僕たちは世界を変えることができない』に感化された学生たちによって設立され、現在は一般財団法人麗澤海外開発協会(RODA)の支援のもと、カンボジアに建設されたトム・オー小学校、ベンロヴェア・レー小学校、トラム・クラ小学校を拠点に活動を展開しています。

◆活動内容◆

今年度は、SNSを通じてPlas+の活動に共感し入学した1年生も加わり、過去最大規模の40名体制で活動をスタートしました。新メンバーの熱意を受け、支援先の小学校が抱える課題や子どもたちのニーズを把握するための現地調査を実施。昨年度建設した井戸の活用を促進するため、衛生教育など授業では扱われない内容を子どもたちに伝える取り組みも行いました。

情操教育を通じた交流 :運動会やダンスを通じて、子どもたちとの国際交流を深めました。運動会ではPlas+メンバーと子どもたちがチームを組み、協力して競技に挑戦。ダンスでは日本の盆踊りを紹介し、カンボジアのフォークダンスも一緒に楽しみました。

衣類の提供と現地調査:一昨年の調査で「服が欲しい」という声を受け、衣類の提供を実施。また、RODA職員の桑島氏と共に、小学校の現状や課題を把握するための調査を行い、より良い学習環境の整備に向けた情報収集を行いました。

文化・歴史学習:小学校外では、アンコールワット、地雷博物館、トゥールスレン博物館などを訪問し、カンボジアの歴史と文化への理解を深めました。

◆今後の展望◆

今回の渡航は、コロナ禍明けとしては過去最大規模となりました。各メンバーが役割を持ち、積極的に活動に取り組みましたが、プロジェクトの進行が思うようにいかない場面もありました。そうした経験を無駄にせず、帰国後にはチーム内で振り返りを行い、次回渡航に向けた改善点やアドバイスを共有しました。Plas+は今後も、子どもたちの笑顔と未来のために、学生ならではの視点と行動力で国際協力活動を続けてまいります。

  • Plas1.jpg□□□□□□□□□□子供たちと運動会で綱引き
  • Plas3.jpg□□□□□□□□子供たちが作った石鹸で手を洗う様子
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アンコールワット観光

文責・活動メンバー:代表 渡邉 光起

※本活動は「麗澤大学後援会自主活動支援」として活動を支援致しました。