共創空間研究センター インフォメーション

【開催報告】共創空間研究センター キックオフ交流会

 2025年10月16日(木)、図書館4階The PITにて、新たに設立された共創空間研究センターのキックオフ交流会が開催され、19名が参加しました。

 本センターは、分野や世代・国境を超えて人々が集い、共に学び、共に創造する「共創」の実践を通して、新たな知の可能性を切り開くことを目的に設立されました。学内外の多様な人々が交わる中で、互いの考えを尊重し合いながら成長していくことを目指しています。

  • IMG_8608.JPGセンター長 山下美樹教授
  • IMG_8609.JPG共創空間開発学の第一人者 大場 裕之 名誉教授

 交流会では、センターの設立趣旨や活動内容、これまでの実績について紹介が行われた後、「共創空間開発技法」を活用した体験型の自己紹介が実施されました。

 「麗澤とのつながり」をテーマに、縦軸を「やりたいことがあるか」、横軸を「自分が変わったか」としたマトリックス表(共創空間)を使用。参加者一人ひとりが、マグネットを1つ選び、該当する位置に貼り付けていきました。
 その後、最初の発表者をマグネットで指名。指名された参加者が、ボールをキャッチし、自己紹介とマグネットを該当位置に置いた理由を共有しました。この発表形式により、会場は自然と柔らかな雰囲気に包まれ、自由に意見を交わしやすい空間が形成されました。

 このマトリックス表(共創空間)に置かれたマグネットの数だけ、そこには多様な"答え"が存在します。そこに正解はなく、「1+1=2」では終わらないことを象徴するアクティビティとなりました。

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 参加者からは、「共創空間を通じて自分の意見にこだわらなくなった。いろいろな意見があることを知った」「考えを広めてくれる、深めてくれる空間」「ヒントをもらえる、模擬体験ができる場」といった声が寄せられ、共創空間への多様な想いが語られました。

 共創空間研究センターは、「共創空間開発(CSD)」技法を通して、「知徳の心で、共に生き、共に成長する」理念を実現し、共創学の確立と次世代の共創リーダー育成を目指して活動を展開していきます。