【メディア掲載】内尾助教著『復興と尊厳』が図書新聞の1面で紹介されました!
2019.3.25

 外国語学部助教の内尾太一先生の著書『復興と尊厳:震災後を生きる南三陸町の軌跡』が、図書新聞2019年3月23日号の1面で紹介されました(評者は、筑波大学人文社会系准教授の木村周平先生)。
 1949年創刊と非常に長い歴史のある図書新聞は、週刊読書人とともに日本を代表する書評専門紙です。 週刊読書人に同書が掲載された時の記事はこちら
 今回の書評記事では、東日本大震災の発生から8年の節目にあたり、『復興と尊厳』が、専門家の視点から紐解かれています。 以下はその一部抜粋です。
 
「本書は、震災発生当時、東京で学ぶ20代の大学院生であり、なかば予期せぬかたちで支援活動に関わることになった著者の、震災から5年間の歩みの記録であり、著者の博士論文をもとにした学術書である。だが、それは決して、自分語りに耽るものでも、学問的な理論を弄ぶものでも、訳知り顔で復興を論評するものでもない。」

 「さらに本書は、復興に関して、実践的に問題となりうる点を示しつつも、それをどう解決するべきかについては、唯一解を提示しようとするのではなく、個々の現場に開いたままにしている。こうした態度において、本書はきわめて人類学的だといえる。」

そして、結びの部分で評者は、8年前からの自らの歩みも振り返りつつ、私たちに次のように語りかけます。

 「私たちの、決してまっすぐでない道では、様々なものが回帰し、私たちを一旦停止に誘う。本書と共に一度立ち止まって、自分の歩みを振り返ってみたい。私たちの歩み方は一人一人異なる。だが、バラバラの道を歩んでいるのではない。本書は、私たちが、人間的な誇りをもって、自分の足で、そして共に歩んでゆくための手がかりを示している。」

 内尾先生の著書『復興と尊厳:震災後を生きる南三陸町の軌跡』の書誌情報は、東京大学出版会のウェブページからもご確認頂けます。

 本学からの出版のニュースリリースはこちらをご確認ください。

内尾先生

復興と尊厳