【開催報告】麗澤大学SDGsフォーラム2019を開催しました
2019.12.25

 2019年12月23日(月)、麗澤大学SDGsフォーラム2019を開催いたしました。
 はじめての開催となる今回のフォーラムでは、「国際性」と「道経一体」を教育の柱の一つとする麗澤大学にふさわしく、SDGsとビジネスに精通した4名の専門家・経営者に講演をいただき、麗澤大学の学生を中心に、約200名が参加しました。

 徳永学長による開会挨拶で始まり、最初の講演は、麗澤大学外国語学部の松島正明教授による「SDGsとグローバル人材育成:麗澤大学の事例」。SDGsの概念が生まれた背景から現在の課題等を分かりやすく解説。これからの国際社会がもとめるグローバル人材として「コミュニケーション能力」「異文化理解能力」「行動力」を持つ人材を挙げていました。松島教授の講演に続き、海外を中心に支援活動を行っている麗澤大学の学生団体「PLAS+」と「JAPANESIA」が活動報告を行い、自らで考え出した支援活動を行っている学生たちに参加者から惜しみない拍手が送られました。

 2番目の講演は、日本グローバル・イニシアティブ協会理事長の綿貫雅一氏による「SDGsと貧困の削減・地球環境を守る:米州開発銀行の経験を踏まえて」。SDGsの開発目標になかでも第1に掲げられている「貧困をなくそう」は世界の最優先課題であること、その貧困の原因も急激な技術革新による情報技術格差が加わるなど、より多面的になっていることを解説。それらに対応するためにも、若い人たちはしっかりと「個」を持ち、目標に向かって様々なことに挑戦してほしいとエールを送りました。

 3番目の講演は、グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン事務局長として日本企業のSDGs推進に深く携わる大場恒雄氏による「国連グローバルコンパクトとGCNJの活動紹介[事例紹介]SDGs達成に向けた企業努力~東南アジアにおける花王の取組~」。国際社会の関心が経済的発展から環境問題にシフトしていることに伴い、企業に求められる姿勢が変化していることを国連の会議や様々なニュースを参照しながら紹介。さらに、実際の商品などを例に花王株式会社での取り組みが解説され、参加者はSDGsとビジネスの繋がりをよりリアルに感じたようでした。

 4番目の講演は、羽田市場株式会社代表取締役社長兼CEOの野本良平氏による「日本の海と水産業の未来」。世界各国の水産業者と異なり、日本の水産業者はなぜ高収入を得にくく就業者も減っているのかを、海洋環境の変化だけでなく、卸売の制度や漁法などにも課題があることを説明。将来にわたって豊かな水産資源を得るために様々な改革をすることの重要性を訴えました。身近な水産資源に迫っている思いもよらない危機に、参加者は熱心に耳を傾けていました。
 最後に、渡邊副学長による閉会挨拶で本フォーラムは成功裏に終了しました。

 貴重な講演を聞いた参加者からは「SDGsの基礎的な知識から具体的な活動、ビジネスへの活かし方までを知ることができた。」「これまでもSDGsを行ってきたが、企業やビジネスという視点は持っていなかった。これからの活動に、この視点をどう落とし込んでいくか考えたいと思った」「実際に行動することの大切さをを学んだ。これから一歩を踏み出す後押しをもらった」という声が聞かれ、SDGsへの理解を深めると同時に、新たな気付きを得るフォーラムとなったようでした。

松島正明教授の講演

「PLAS+」の活動報告

「JAPANESIA」の活動報告

綿貫雅一氏の講演

大場恒雄氏の講演

野本良平氏の講演