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2020.01.17|最終更新日:2020.08.13|

【開催報告】
留学プログラムの集大成!「留学事後セミナー」を開催

 1月15日(水)に「留学事後セミナー」が開催されました。対象は、この秋に半年間あるいは1年間の留学から帰国した22名の学生です。これまでは、事前セミナーは行われてきましたが、帰国後のケアにも力を入れるために新たに事後セミナーが始まることになりました。
セミナーでは、「留学自己分析ワークショップ」「逆カルチャーショックの対応」「留学が与えるキャリアへの影響」「目標設定シートの作成」の4部構成で行われました。

第1部の「留学自己分析ワークショップ」では、留学経験をわかりやすく他者に伝えるための情報整理の機会としています。まず、留学自己分析シートをもとに各自がそれぞれの留学経験を振り返りながら、文字に書き起こします。記入したシートをもとに、グループ内で順番に体験発表を行い、他の学生たちからも内容について質問を受けます。帰国後早々に、これらの作業を行うことは、記憶を呼び起こし、体験した事柄だけではなく、その時の感情を整理することにもつながります。

第2部は「逆カルチャーショックの対応」について行われました。逆カルチャーショックとは、帰国後に日本の文化や学校生活に戻るうえで、新たなカルチャーショックを受け不適応を起こすことを指します。学生相談室の吉原カウンセラーは、ご自身がイギリスに2年間留学していた経験をもとに専門的な知見で逆カルチャーショックが起きた場合の対応方法や相談窓口についてレクチャーが行われました。国際交流センターと学生相談室では、留学した学生たちがスムーズに学生生活に戻れるように心のケアも大切にしています。

第3部の「留学が与えるキャリアへの影響」では、キャリアセンターの石光課長が講師となり、留学経験が就職活動の舞台でどのように企業の人事担当者から評価されているのか説明されました。中でも参加した3年生たちは、目の前に迫っている就職活動に向けて、今、自分が何をしなければならないのか明確にすることができたようです。

最後に、第4部の「目標設定シートの作成」では、これから半年後、1年後、5年後に向けた自分の目標や夢を書き出します。留学経験を「楽しかった」「充実していた」という感情論だけに留めず、自分の将来や社会に役立てるために行います。この目標設定は留学プログラムの集大成として重要な位置づけを担っています。

 セミナー終了後の学生たちは、自分の留学経験を整理し、今後の目標を明確にできたことで充実した様子でした。国際交流センターでは、留学前、留学中のケアはもちろんのこと、帰国後のケアを強化していき、充実した留学プログラムづくりに励んでまいります。