学生生活学生相談室

コラム
2024.05.16

学生相談室コラム Vol.51 - ストレス解消するには...こまめに吐き出し、楽で心地よい状態に

 ストレス解消ってなんでしょう?言葉ではもちろん理解できるけれど、解消するってどういうことになるんだ?と考えるとぱっと出てきません。それではみなさんに「ストレス解消しよう!」と伝えたところで説得力が出てこないなと思ったので、自分に起きていることを改めて再考し言葉にすることで、ストレス解消の理解と重要性が伝えられたらと思います。

 そもそもストレスというと大きなものから小さなものまで、生活の中でたくさん生まれてきます。いい刺激になることもあれば、負担を感じることもあります。ストレスが生じたときにその場で対処方法を考えることで解消になることもありますが、いつも対処できるわけではありません。 

 ストレスが少しずつ溜まってくると胸の真ん中あたりが重くなっていくような感覚になり、身体がだるい感じがして家に帰ってからあまり動きたくなくなったり、すぐため息が出たりします。この、まるで荷物がたくさん積まれて重くなったような状態が私の「ストレスが溜まっている」状態です。

 そうなると、「ああ、この重い感じを軽くしたいな」と感じるようになり、次に「どうしたら軽くなるかな?」と考えます。どうしたら軽くなるか?は人それぞれ違っていて、わたしの場合は映画、テレビ(バラエティ番組中心)、動画、漫画、音楽、絵画鑑賞、旅行、キャンプ、買い物、友達と楽しく飲むお酒、おいしいものを食べるなど...。何を選ぶかが難しいところですが、気分や状況その他の理由により、いくつかの選択肢からできることであり・したいことを選ぶことにしています。大体は時間やお金がなくてもすぐにできる簡単なことになりがちです。

 好きなことをすると、「はぁ~っ...」と息と一緒に重くなっていた塊が口から出ていくような感じがします。そのあと少し胸が軽くなるような感じがして、簡単な作業からだんだんと動きだせるようになります。

 また、ある程度ストレスが溜まってきたと感じたら、こまめに吐き出すようにしていますが、どうしても吐き出すまでに時間がかかるときには、"いつまで頑張る。そのあとはいつもより特別なことをする"と決めて、ご褒美設定も大きくして頑張ります。

 こうして、毎日を乗り切っているのが私の現状です。書いてみるとその時その時で自分に何がしたいのか聞いて、甘やかしているだけですが、私が日々生きていくためには大切なことになっています。

 改めてまとめるとストレス解消のコツは、「ストレスはこまめに吐き出すこと(できればいろんな方法を持っておくこと)」「自分を楽で心地よい状態にさせてあげること」といえると思います。なかなか思いつかないときには、誰かに話すことやノートに書きだしてみるなどで考えやすくなることがあります。ぜひやってみてください。

非常勤カウンセラー 増岡考子

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