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教育・研究
2026.04.09

【開催報告】2026年度英語・リベラルアーツ専攻スタートアップセミナー「ダイアローグ体験会」

 2026年4月6日(月)、外国語学部花田太平准教授のゼミナールの学生(以下ゼミ生)が、英語・リベラルアーツ専攻の1年生を対象とした「ダイアローグ体験会」を企画、開催しました。本体験会は、大学生活のスタートにあたり、同級生や先輩と無理なくつながるきっかけをつくるとともに、「話すこと」と「聞くこと」の両方を丁寧に体験することを目的としています。

 はじめに、グループに分かれて自己紹介を行いました。初対面同士ということもあり、やや緊張した面持ちでのスタートとなりましたが、「今の気持ちや体調を色で表すと?」という問いに対して「眠いから青色」といった率直な声もあり、場の雰囲気は次第に和らいでいきました。

 体験会では、「聞かれること(BEING HEARD)」の大切さについても共有されました。まず自分の話を十分に聞いてもらうことが、他者の話を聞くことにつながるという考え方です。最初は言葉を選びながら話していた学生たちも、うなずきやまなざしに支えられ、少しずつ自分の思いを語り始めました。

 LEGOを使ったワークでは、まず「今ここにある自分の気持ち」を作品として表現しました。その後、ペアで互いの作品を見せ合いながら、聞き手と話し手に分かれて対話を実践しました。「ハッピーだから花をつけた」「ロボットと船を組み合わせた」といった言葉を手がかりに、相手の表現に丁寧に耳を傾ける姿が見られました。

 休憩時間には、お菓子やコーヒーを囲みながら自然な会話が生まれ、連絡先を交換する姿も見られました。対話の場で育まれた安心感が、日常的なコミュニケーションへとつながっていく様子が印象的でした。

 後半は、「言いっぱなし、聞きっぱなし」や哲学対話に挑戦しました。「高校と大学の違いは何か」という問いに対しては、「自由になる一方で責任も増える」「人間関係の幅が広がる」「制服がない分、私服を選ぶのが大変」といった実感が語られました。また、「大学は自分の個性を出せるチャンス」「自分から動かないとあっという間に時間が過ぎてしまいそう」といった前向きな声もあり、それぞれがこれからの大学生活を主体的に捉えようとしている様子がうかがえました。

 哲学対話では、「理想のキャンパスライフとは」「将来の夢や仕事が決まっていないことはよくないのか」といった問いを通じて、正解のないテーマについて考えを深めました。「その時に自分が楽しいと思うことを大切にしたいので"理想"は特にない」「目標があったほうが頑張れるから、何かしらの夢はあったほうがよいと思う」といった意見が交わされました。

 本体験会には、学生相談室や修学サポート相談室の職員も参加し、学内の支援体制について紹介がありました。「一人で抱えなくても大丈夫」というメッセージとともに、困ったときだけでなく、少し気になる段階から相談できる環境が整っていることが伝えられました。

 本体験会はゼミ生が企画段階から関わり、新入生が安心して互いを知り合えるよう工夫して実施されました。今回の体験が、これからの大学生活の中で、人と関わり、自分の思いを言葉にしていくための一歩となることを願っています。

  •   教室全体の様子
  •   LEGOを使って自分の気持ちを表現する様子
  •   LEGO作品
  •   ペアワークの様子
  •   小グループに分かれた哲学対話の様子
  •    花田ゼミの学生

参加学生の感想

・今までは人の顔色を伺ったりして自分が話すのを諦めてしまったり、逆に自分が話せるときには話しすぎてしまうことがありましたが、まったりと程よく話し、聞くことの心地よさを感じることができました。

自分とは違う視点で「あ、こんな考え方があるんだな」という発見がありました。

自分の体験を話し、他の人の体験も聞くことで、新しい意見を取り入れることができました。

・久しぶりにLEGOに触れたのに加え、お互いの作品について聞いたり話したりすることで、ちゃんと作品を消化できた気がして楽しかったです!