お知らせ

2022.02.15|最終更新日:2022.02.21|

【開催報告】国際学部主催 産経新聞社協力「高校生プレゼンテーションコンテスト」開催いたしました

 2022年2月11日 国際学部主催 産経新聞社協力の「高校生プレゼンテーションコンテスト」をオンラインにて開催いたしました。

 新型コロナウイルス感染拡大の状況となり、完全オンライン体制での開催を余儀なくされました。出場校には、事前に発表動画を送付いただき、当日発表動画を投影、それに対する質疑応答の形式となりました。コンテストには発表者の他、担当教員の方々、保護者や関係者の方々、産経新聞社の取材の方々など、60数名の参加がありました。

 出場組と、受賞校は以下の通りです。

【出場組】※( )はチーム名

  1. 三田国際学園高等学校(畠デュエット)「紙一枚で繋がる日本と世界」
  2. 岩手県立遠野高等学校(TWICE)「和食と健康」
  3. 柏市立柏高等学校(Team Shakers)「地震」
  4. 順天高等学校(A&I)「OBENTO」
  5. 東京都立五日市高等学校(ESS国際交流部)「地域から世界へ ~『もったいない』を世界に発信する高校生音楽プロジェクト~」
  6. 千葉県立松戸国際高等学校(ボーヤ)「SDGsの基盤 ~あいさつ~」
  7. 埼玉県立草加南高等学校(日本の建築技術で助け隊)「私たちとダラヴィを繋ぐ日本伝統建築技術」

【受賞校】

最優秀賞

東京都立五日市高等学校

優秀賞

三田国際学園高等学校

順天高等学校

埼玉県立草加南高等学校

 急遽の開催形態の変更にも関わらず、すべて英語でのプレゼンをおこなった組、すでに実践している事例を交えた組、シンガーソングライターとコラボレーションの上、作詞・作曲した曲を通したプロジェクトを提案した組など、どの組もハイレベルかつ、可能性を秘めた素晴らしい発表でばかりでした。審査結果については、どの組も僅差でした。さらに受賞組は、ほぼ同点で、再審議の末の結果です。

 その中で最優秀賞を受賞された東京都立五日市高等学校の発表は、地元地域と結びついたローカルな取り組みを世界につなごうとする点が異彩をはなっていました。

 6月のスタッフ募集説明会から2月の本番まで約9カ月の間、学生スタッフは、新聞記事や募集広告の作成、ホームページやSNSを活用したPR活動、会場コンセプトづくりや、演出の企画、そして、参加校とのサポートや調整など、多義に渡る開催運営業務をこなしてきました。

 さらに、急遽オンライン開催となったことで、高校生参加者の不安を最小限にすべく、本番の進行状況をチャットで随時配信をしたり、zoom入室時の音声・画面チェックをおこなったり、通信状況が悪化した参加者への個別フォローなど、学生スタッフ各自がそれぞれの持ち味を活かし、細やかに参加者への配慮がなされながら、大会運営がおこなわれました。

 保護者の方からも「運営・進行面での細やかな配慮がなされており、ストレスなく視聴することが出来ました。休憩時間の動画も丁寧に作られており感心しました」といった声を頂戴しました。

 大会総括となる、野林 靖彦国際学部長からは、「足元の世界と、外に広がる未知なる世界とをつなぐ、複眼的な視点で見ることの大切さを高校生の皆さんの発表を通じて改めて気づかされた。」という、メッセージが発信されました。

 当コンテストは、完成されたプレゼンを求め審査するのではなく、「未完成のプラン」を、スタッフの学生と、教職員と、参加者の皆さんと一緒にひとつのプレゼンテーションをつくり上げていく。というプロセスを設けているという点が、他のプレゼンテーションと大きく異なる特色となります。今回の発表もすべての組の発表は「まさか、あのプランがここまで成長するのか!」と驚かされるものばかりでした。

 高校生と大学生、教職員とで打合せを重ねるたびに、異なる考えがつながって、化学反応を起こして、新しいアイデアや発想につながっていく、という「つなぐ学びのプロセス」の力を見せつけられました。このことは今後の「高大教育連携」の新たな形となりうるのではないでしょうか。

 来年度もどんな発表、どんなアイデアが出てくるのか、教職員、スタッフ一同、楽しみにしております。

    • IMG_0453.JPGコンテスト中の様子
    • IMG_0594.JPG高校生との交流の様子①
    • IMG-5265.jpg高校生との交流の様子②
    • IMG-5321.jpg全体写真