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2020.11.24

【開催報告】教職員のための障がい理解研修会を開催 

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佐々木 銀河先生

 11月12日(木)16時~17時半、CDS(Center for Disabled Students)と学生相談室との共催で、Zoomによる教職員のための障がい理解研修会を開催し、教員40名、職員32名、合計72名が参加しました。

 今回は講師に、筑波大学人間系の佐々木銀河准教授をお迎えし、「大学における障がい学生への合理的配慮について~適切な「合理的配慮」のあり方とは~」をテーマにご講演いただきました。

 ここ数年、本学でも合理的配慮の要請件数は増加傾向にあります。今回の研修で佐々木先生には、発達障がい等のある学生に対し、どのように接し教育・指導していくことが望ましいのか、適切な合理的配慮のあり方について、筑波大学での相談事例を複数集めて作成した、仮想とはいえリアリティのあるケーススタディを交えながら、具体的にご説明いただきました。また、大学として合理的配慮を提供する場合のポイント、教育の本質がどこにあるのかを見極めることの大切さ等、基礎的なことから応用まで幅広く且つ深い内容で、教職員にとって直ちに役立てることのできるお話しに、深いうなずきを繰り返す参加者の姿が数多く見受けられたのが印象的でした。また、講演終了後には、教職員からの質問にも丁寧にご回答いただきました。

 なお、講演会終了後のアンケートには、「Accessを保障し、Successは本人が行えるよう支援する」という考え方など、今後多種・多様な学生たちに接する際のヒントが数多く散りばめられており、「授業や試験に即活かすことができる、実践的な学びの多い研修会であった」というような声が複数寄せられています。